2024年 4月 27日 (土)

湘南戦「大誤審」に見たJリーグ審判の弱点 サッカーライターに聞く「原因と解決策」

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「副審にとってゴール判定を任されるのは頭痛の種」

   オフサイドラインは最後方から2人目の選手を指す。実際、大抵はGKが最後方にいるので、基本的に最後方のフィールド選手の位置がオフサイドラインに当たり、その上がり下がりに合わせて副審も動く。シュートが打たれた瞬間にゴールライン上に位置を取ることは「事実上不可能」ということになる。

「実際、この場面は杉岡選手のミドルシュートだったので、副審のポジションはペナルティーエリアのライン付近。角度は斜めでした。そんなわけで、オフサイドとゴールの両方を1人が見極めるのは、実は物理的に難しいのですが、主審+副審2人の体制ではそうせざるを得ないのが現状です」(清水氏)

   だが清水氏は「もっとも、そうは言っても、今回の場面がそれほど難易度の高いものではなかったことも確かです」とも指摘する。

「今回のシーンは強く張られたサイドネットから、ボールが勢い良く反発しました。ゴールポストに当たったように感じられ、副審は自分の眼に自信が持てなかったのかもしれません。

いずれにせよ、副審にとってゴール判定を任されるのは頭痛の種です。テクノロジーを使うなど、ゴール判定を他で引き受けるシステムがあれば、副審のオフサイドやファウル等の判定精度も上がると期待できるでしょう」
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