「ラグビーW杯2019日本大会」が6月12日、開催「100日前」となった。東京・丸の内では、大規模なイベントが行われた。柴山昌彦・文部科学大臣、鈴木大地スポーツ庁長官を始め、スペシャルゲストとして嵐の櫻井翔さん、PRキャプテンの舘ひろしさん、2015年イングランド大会で大活躍した五郎丸歩選手、畠山健介選手ら多数が登壇した。櫻井「『ブーム』じゃなくで『文化』になれたら」登壇した櫻井さん、舘さんは元ラガーマン。その縁で、今回のW杯日本大会を盛り上げる役割を担っている。先だって、東日本大震災で大きな被害を受けた岩手県・釜石市(W杯試合会場の1つ)を訪れたという櫻井さんは、「(取材で)『ブーム』じゃなくて『文化』になれたら...っていう話を聞いたんですね。微力ですけど、一助になれたらな...って思います」と、ニュースキャスターとしてのコメントを述べた。一方の舘さんは、2015年イングランド大会で「スポーツ史上最大の番狂わせ」と世界中に衝撃を与えた南ア戦について、「家にいました。寝ていました。だって、あんまり期待していなかったから」一緒に登壇し、その「大金星」を挙げた五郎丸選手、畠山選手も苦笑いするしかなかった。日本代表合宿は、単なる「練習」ではなく「訓練」だと、畠山選手は言う。「心も体も鍛えるという意味」と説明した。その際のリカバリー(回復)で使われるのが「アイスバス(冷たい風呂)」というもの。つまり「氷風呂」だ。練習での打撲、火照った体を一気に冷却することで、ダメージの軽減や疲労回復に役立つという。そこで登場したのが、「アイスバス」を模した氷水入りボウル。同時に手を入れた櫻井さんと舘さんだが、舘さんは「痛い」と言いつつ、数秒も持たずにアウト。すかさず櫻井さんが、「何で、(手を)取っているんですか!」と、先輩にツッコミを入れる場面もあり、場内が笑いに包まれた。そんな櫻井さんも、「最初の5、6秒はいいですけど、その後だんだん痛くなる」舘さんは、「サウナの後の冷水とは、まったく違いますね」と感想を話した。「ドブの水ですか!?」続いて、話はキツかったラグビー部時代の練習に移った。舘さんは、「僕らのころは、まだ『水は飲むな!』という時代だった。うさぎ跳びもやらされた。練習中にドブの水、なめちゃおうかな...って、そのぐらいやらされました」すると、櫻井さんは、「ドブの水ですか!?」それぐらい追い込んで練習した、という例えである。自身もラグビー経験者の櫻井さんは、「先日、取材帰りの飛行機の中で見た映像で、『後ろにこれだけの仲間がいて』というメッセージがあって、ステキだな...と思って。(ラグビーでは)ボールは前には投げられず、後ろにしか投げられない。逆に言えば、後ろで仲間たちが支えているというのがラグビーの魅力だと、あらためて思った。世界各国のスーパースターたちが戦うのを生で見られるのが本当に楽しみ」同大会は9月20日、日本―ロシア(東京スタジアム)で開幕。11月2日に決勝(横浜国際競技場)が行われる。(J-CASTニュース編集部 山田大介)
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