2020年 9月 20日 (日)

実績重視の緒方采配に鯉党から「限界」の声 暗黒時代に逆戻りを不安視

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   広島は2019年7月2日、マツダスタジアムでヤクルトと対戦し1-3で敗れた。先発・九里亜蓮投手(27)が6回4安打2失点に抑えたものの、打線は5回以降無安打と好投の九里を援護出来なかった。交流戦最下位の広島は、交流戦後、引き分けを挟んで3連敗。首位・巨人との差は4ゲームに広がり、3位DeNAには1.5ゲーム差まで迫られた。

   今季6度目の3連敗。交流戦では大きく負け越し、最大14あった貯金がいまや3つまで減った。5月の11連勝、月間20勝がまるで幻だったかのような戦いぶり。開幕5カード連続負け越しの「惨事」を彷彿させる敗戦の日々。もはや開幕直後の不振を超えるほどチームは泥沼にはまっている。

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指揮官は采配にこだわりを見せるが...

   開幕から緒方孝市監督(50)はこだわりの采配を見せてきた。3連覇を支えたベテランが調子を落としても起用し続けた。連続フルイニング出場記録がかかっていた田中広輔内野手(30)を打率が1割台に落ちてもスタメンから外さなかった。指揮官がようやく決断したのが交流戦終盤の6月20日。ドラ1ルーキー小園海斗内野手(19)を田中に代えてスタメン起用したが、小園のスタメンはわずか3試合のみ。その後は打率1割台の田中が再びスタメンに名を連ねている。

   守護神・中﨑翔太投手(26)が不調に陥っても我慢し続けた。一度は守護神の座をはく奪したが、その時点では2軍に降格させず中継ぎ要員にまわした。交流戦に入っても中崎の調子が上向くことはなく、結局、6月20日に出場登録を抹消された。「英断」なのか、「遅すぎる決断」なのかは意見が分かれるところだろうが、指揮官のこだわり采配は結果、チームの低迷に直結した。

   「静」から「動」へ。前半戦、大きな動きを見せなかった指揮官だが、ここにきて動きを見せている。広島は7月2日、楽天との1対1のトレードを発表。広島・下水流昂外野手(31)と楽天・三好匠内野手(26)のトレードが成立した。今オフにポスティングシステムでMLB移籍を目指す菊池涼介内野手(29)と、来シーズンに国内FA権の取得が見込まれる田中の「補填」としての補強となる。

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