2019年 12月 9日 (月)

実績重視の緒方采配に鯉党から「限界」の声 暗黒時代に逆戻りを不安視

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   広島は2019年7月2日、マツダスタジアムでヤクルトと対戦し1-3で敗れた。先発・九里亜蓮投手(27)が6回4安打2失点に抑えたものの、打線は5回以降無安打と好投の九里を援護出来なかった。交流戦最下位の広島は、交流戦後、引き分けを挟んで3連敗。首位・巨人との差は4ゲームに広がり、3位DeNAには1.5ゲーム差まで迫られた。

   今季6度目の3連敗。交流戦では大きく負け越し、最大14あった貯金がいまや3つまで減った。5月の11連勝、月間20勝がまるで幻だったかのような戦いぶり。開幕5カード連続負け越しの「惨事」を彷彿させる敗戦の日々。もはや開幕直後の不振を超えるほどチームは泥沼にはまっている。

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指揮官は采配にこだわりを見せるが...

   開幕から緒方孝市監督(50)はこだわりの采配を見せてきた。3連覇を支えたベテランが調子を落としても起用し続けた。連続フルイニング出場記録がかかっていた田中広輔内野手(30)を打率が1割台に落ちてもスタメンから外さなかった。指揮官がようやく決断したのが交流戦終盤の6月20日。ドラ1ルーキー小園海斗内野手(19)を田中に代えてスタメン起用したが、小園のスタメンはわずか3試合のみ。その後は打率1割台の田中が再びスタメンに名を連ねている。

   守護神・中﨑翔太投手(26)が不調に陥っても我慢し続けた。一度は守護神の座をはく奪したが、その時点では2軍に降格させず中継ぎ要員にまわした。交流戦に入っても中崎の調子が上向くことはなく、結局、6月20日に出場登録を抹消された。「英断」なのか、「遅すぎる決断」なのかは意見が分かれるところだろうが、指揮官のこだわり采配は結果、チームの低迷に直結した。

   「静」から「動」へ。前半戦、大きな動きを見せなかった指揮官だが、ここにきて動きを見せている。広島は7月2日、楽天との1対1のトレードを発表。広島・下水流昂外野手(31)と楽天・三好匠内野手(26)のトレードが成立した。今オフにポスティングシステムでMLB移籍を目指す菊池涼介内野手(29)と、来シーズンに国内FA権の取得が見込まれる田中の「補填」としての補強となる。

「前例」が示すV確率0%の現実味

   また、ここまで主に代打要員として起用してきたベテラン長野久義外野手(34)が出場登録を抹消され2軍降格となる見込みだ。巨人時代から夏場に強いとされる長野だけに、夏本番を迎えるこの時期の降格は疑問が残るものの、その長野を落とさざるを得ない状況にチームが追い込まれているのだろう。

   勝てない広島に鯉党の不満は膨らむ一方だ。批判の多くは選手ではなく首脳陣に向けられるものが多く、中でも指揮官に対する批判は痛烈だ。これまで負けゲームの責任を全て指揮官自身で負ってきたが、鯉党からはもはや「限界」との声も。また、交流戦からの流れについてネット上では、長らく続いた低迷期を思い出すとの声も上がっており、「暗黒時代」の逆戻りを不安視するファンも。

   今シーズンの広島はチーム状態の「上下動」が激しい。球団初の開幕から5カード連続負け越しを経験し、5月は月間20勝を記録し、球団の月間勝利記録を更新。そして6月の交流戦ではまさかの最下位。開幕から5カード連続で負け越したチームと、交流戦最下位のチームで過去にリーグ優勝したチームはない。この「前例」がしだいに現実味を帯びてきた。

   オールスターゲーム前の9連戦初戦を落とし、首位・巨人とのゲーム差は広がるいっぽうだ。下からは序盤戦、最下位に沈んでいたDeNAが猛烈な勢いで追い上げている。現状の広島は上ばかりを見ていられない状況に追い詰められている。

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