2024年 4月 27日 (土)

参院選「特定枠」の使い道 個人の選挙運動ほぼできないけど...利用する党は?

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政治評論家「自民党が得する制度」

   特定枠を利用するのは、自民党(2人)、れいわ新選組(2人)、労働の解放をめざす労働者党(1人)。主要政党の中では自民党が利用し、候補者を擁立する。一方、他の主要政党の利用はなかった。

   政治評論家の有馬晴海氏は「比例で1位2位3位って政党が決めたら、選挙で選ばれているわけじゃなく政党が選んでいることになる」と強調。制度の問題を、「最初から自民党が合区のところで当選するということを前提に救済ができるやり方で自民党が得する制度。一票の格差と平等に当選可能にしないと。例外を設けることはよくない」と指摘する。

   一方で特定枠をめぐっては、「れいわ新選組」の山本太郎代表(参議院議員)が利用し、重度障害のある女性と難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)の男性を擁立する方針を明かし、注目を集めた。有馬さんは「与党が自分の有利になることで設けた制度だが、ほかの野党は利用する手立てをあまり考えなかった。(山本太郎氏らは)当選可能プランの考えを駆使して、うまい戦術をしている」とみていた。

(J-CASTニュース編集部 田中美知生)

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