2019年 12月 7日 (土)

井上尚弥の「対抗王者」ウーバーリ、その実力は? 初防衛戦で問われる真価

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   「モンスター」井上尚弥(26)=大橋=の対抗王者、WBC世界バンタム級王者ノルディ・ウーバーリ(32)=フランス=が2019年7月6日、カザフスタンで初防衛戦に臨む。

   同級15位アーサー・ビジャヌエバ(30)=フィリピン=と対戦する。V1に成功すれば、次戦は井上の実弟で同級暫定王者・拓真(23)との王座統一戦が濃厚で、日本のリングに上がる可能性もある。

  • 井上尚弥(2016年撮影)
    井上尚弥(2016年撮影)

2度の五輪出場の元トップアマ

   近い将来、井上兄弟の対戦相手となりそうなウーバーリは、2度の五輪出場経験を持つ元トップアマで、プロキャリアはここまで15戦全勝(11KO)。7割超の高いKO率を誇るものの、ボクシングスタイルは元トップアマらしく全体的にまとまった印象のサウスポーで、大振りでKOを狙ってくるタイプではない。身長は163センチと、バンタム級ではやや小柄な部類に入るが、がっちりした上半身を持つ。

   ウーバーリは今年1月に王座を獲得したばかりで、プロキャリアの大半を地元フランスで戦ってきたため、世界的にはほぼ無名だった。井上の対抗王者ということで、にわかに注目されはじめたが、それも井上あってのもの。豊富なアマチュアキャリアを持つ一方で、プロの世界戦はまだ1試合しか経験しておらず、プロ18試合のうち、すでに13試合もの世界戦のリングに上がっている井上とは比べものにならない。

   今回のV1戦は、ウーバーリの実力を測る絶好の機会になる。対戦相手のビジャヌエバは、32勝(18KO)3敗1分のキャリアを誇る。そのキャリアで注目されるのが、WBO世界バンタム級王者ゾラニ・テテ(31)=南アフリカ=と元WBC世界バンタム級王者ルイス・ネリ(24)=メキシコ=との対戦だ。ビジャヌエバは2017年4月にテテに判定負けを喫しており、同年11月にネリにTKO負けしている。

テテ、ネリが一蹴したビジャヌエバ。いかに料理するか

   テテ、ネリいずれも井上との対戦を熱望しており、井上が今後バンタム級に留まる方針ならばいずれは拳を交えるだろう相手である。ウーバーリもまた、井上との対戦を熱望しているボクサーのひとり。井上と対戦するには、V1、そして拓真との王座統一戦をクリアしなければならないが、テテ、ネリが一蹴したビジャヌエバをいかに料理するか。井上の対抗王者として真価が問われる。

   ビッグマッチを求めて井上のもとに次々と現れる「挑戦者」候補たち。テテは井上が出場しているワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)準決勝、ノニト・ドネア(36)=フィリピン=戦を肩の負傷により欠場し、自ら井上との対戦の可能性を消滅させた。一方、「問題児」ネリは相変わらず井上に対してリスペクトに欠ける発言で「挑戦」を要求しているが、現在無冠のネリに挑戦者としての「資格」はなく、WBCのベルトを奪い返すのが先決だろう。

   井上の思惑とは別に、周囲は騒がしくなる一方だが、まずは目の前のドネアとのWBSS決勝戦に集中したいところだ。現在、WBA、IBFの2本のベルトを保持する井上。いずれWBO、WBCのベルトをその手中に収め、主要4団体の王座を統一する日もそう遠くはないだろう。世界のバンタム級は今、「モンスター」を中心に回っている。

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