2020年 8月 4日 (火)

デジタル化の波乗り切って... ついに「上場来高値」見えてきた富士フイルムHDの好調

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大手フィルム企業が破綻する中、見事転身

   富士フイルムHDは社名に残っているように、かつては写真のフィルムが主力事業だったが、写真の電子化が進む中でフィルムの売り上げがほぼ消え去る危機に直面した。時代の流れにのまれて変身できなかったフィルム大手の米イーストマン・コダックは経営破綻したが、富士フイルムHDは化粧品や医薬品の強化で乗り切り、2019年3月期連結決算は営業利益が過去最高を11年ぶりに更新した。

   それでは2019年3月期連結決算の内容を確認してみよう。売上高は前期比0.1%減の2兆4314億円、営業利益は70.1%増の2098億円、純利益は1.8%減の1381億円だった。この期で起きた変化はオフィスの複合機など事務機器部門の売上高(1兆56億円、前期比4.0%減)を医療・高機能材料部門の売上高(1兆390億円、3.6%増)が上回ったこと。現在、両部門が同社の2本柱でかつての主力、カメラ光学部門の売上高は3869億円にとどまっている。つまり、将来性のある医療・高機能材料部門が伸びており、そこに投資家の期待が集まっているわけだ。

   事務機器部門も売り上げを追わず利益をとれる製品に集中するなどして稼ぐ力を高めており、2019年3月期の営業利益は前期比11倍超の964億円。医療・高機能材料部門(976億円)に並ぶ水準に回復しており、グループとして利益を新たな投資につなげる好循環に入っている。米ゼロックスとの統合が宙に浮いているという大きな懸案はあるものの、事務機器部門はペーパーレス化の波の中で成長が難しい守りの部門。医療分野で成長のタネをまく富士フイルムHDの姿勢が株式市場に評価されている。

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