2019年 9月 19日 (木)

巨人を支える「残留アピール組」 大竹、沢村、ゲレーロ...上昇気流の原動力に

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   巨人が首位固めに入った。巨人は2019年8月18日、東京ドームで阪神と対戦し6-3で勝利した。中5日のマウンドとなった先発・山口俊投手(32)が6回3分の2を8安打3失点でしのぎ今季12勝目を挙げた。打線は9安打6得点と、投手陣を援護。これで4連勝となった巨人は、2位DeNAとのゲーム差は変わらずの5ゲームで、3位・広島とのゲーム差を6.5ゲームに広げた。

   8月7日から1分けをはさんで5連勝。13日の広島戦を落としたものの、その後は4連勝と快走を続ける。5年ぶりのV奪回に向けてチームを支えているのが、大竹寛投手(36)と沢村拓一投手(31)の両ベテランだろう。8月9日以降、登板のない中川皓太投手(25)の穴を埋め、フル回転で中継ぎのマウンドに上がっている。

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「正直クビを覚悟していた部分はあったので」

   ここ最近の大竹の活躍は目覚ましいものがある。後半戦のひとつのヤマ場であった12日からの広島3連戦では、3試合すべてに登板し被安打1の力投を見せ、3連戦初戦の12日には勝ち投手になっている。古巣・広島だけではなく、16日からの阪神3連戦では2試合に登板し被安打1、無失点で2つのホールドをマーク。今や巨人の中継ぎの核として首脳陣の期待を背負っている。

   広島からFA移籍して今シーズンで6年目を迎える大竹。昨シーズンは2試合に先発して1勝1敗で、4月中旬に2軍落ちして以降、1軍での登板はなかった。昨年11月の契約更改では、「正直クビを覚悟していた部分はあったので」と胸の内を吐露。最高で1億円(金額は推定)あった年俸は2625万円まで減り、今シーズンは野球人生をかけてのマウンドが続いている。

   中継ぎとして存在感を増している沢村もまた、厳しい立場に立たされながらのマウンドが続く。今年4月に都内繁華街で飲酒トラブルを起こしていたことが一部週刊誌報道により発覚。この飲酒トラブルの影響で、一部メディアで「トレード要員」などと報じられた。ネット上でも一部のG党から批判的なコメントが相次ぎ、沢村を1軍で起用し続ける原辰徳監督(61)にも批判の矛先が向けられた。

バントもOK、ゲレーロは問題児から優等生に変貌

   2人のベテラン投手に加え、野手陣では2年契約の最終年となるアレックス・ゲレーロ外野手(32)が息を吹き返している。12日の広島戦では3回に貴重な2ランを放ち、17日の阪神戦では来日初のバントを決めてチームに貢献。7回にはタイムリー2塁打を放ちチームを勝利に導いた。昨シーズンは首脳陣との意思の疎通がうまく取れず「問題児」扱いされてきたが、17日の試合後には「チームが勝つために、いいバントが決められて良かった」と優等生ぶりを見せている。

   来シーズンの「残留」へ向けて、猛アピールが続く選手がいる一方で、今シーズン、結果を残せていない選手も。クリスチャン・ビヤヌエバ内野手(28)は1軍での再三のチャンスを生かせず8月12日に2軍降格。ファーム暮らしが続く中島宏之内野手(37)もまた1軍昇格のきっかけをつかめずにいる。投手陣ではいまだ実践マウンドのない岩隈久志投手(38)の今後も気になるところだ。

   チームは一時の不振を脱し、上昇気流に乗りつつある。大竹、沢村、ゲレーロら崖っぷちの選手らが、勢いの源になっている。残留へ向けた「アピール組」と「ファーム組」の明暗がここにきてはっきり分かれている。今シーズン、残すところ33試合。優勝争いとは別に、生き残りをかけたもうひとつの熱い戦いが繰り広げられている。

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