2024年 4月 25日 (木)

iPhoneもPixelも...最新スマホの標準装備「eSIM」 国内普及のカギ握るのは?

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   グーグルが最新スマートフォン「Pixel 4」を発表した。シリーズお得意のカメラ性能が話題だが、隠れた注目ポイントが「eSIM(イーシム)」だ。このeSIMによって、どんな変化が起こるのか。

  • IIJmioのeSIMを契約したら、iPhoneのアンテナが2列に
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差し込まない「埋め込まれたSIM」

   頭文字のeは「embedded」の略で、「埋め込まれた」といった意味。スマホをはじめとする携帯電話を使う時には、SIMカードを差し込むのが一般的だが、eSIMは機種そのものに埋め込まれている。差し換えられない代わりに、「書き換えられる」のが特徴だ。

   グーグルは2019年10月16日(日本時間)、「Pixel 4」を発表した。2眼カメラとAI(人工知能)による画像処理により、高画質な写真を撮影できることに加え、スマホに触らなくても操作できる「Motion Sense(モーションセンス)」の搭載でも話題になっている。

   そしてPixel 4では、日本版がeSIMに対応した。前モデルの「Pixel 3」では海外版のみ対応で、日本ではeSIMの代わりにFelica(モバイルSuicaなどに使える無線技術)に対応していた。今モデルでは、日本版でもeSIMとFelicaの両方が搭載されている。もちろん従来のSIMカードを入れるスロット(挿入口)もある。なおeSIMはiPhoneでも18年9月発売のXS、XRから対応していて、スマホ業界の標準装備になりつつある。

   eSIM一番のメリットは、いちいちSIMカードを抜き差ししなくても、使う回線を変えられることだ。海外ではeSIM向けのプリペイドプランが提供されていて、旅行の時に現地で契約すれば、高いローミング料金を払わなくても、データ通信できるのはうれしい。

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