2024年 4月 26日 (金)

「これで箱根が面白くなった」大混戦! 伊勢路を制したのは東海大

「これほど首位が目まぐるしく変わったレースはあったか」

   3区は学生No.1ランナーの呼び声高い、東洋大の相沢晃(4年)が11位から10人を抜き、一気に先頭に踊り出た。4区の今西駿介(4年)がその「貯金」を生かして首位をキープ。しかし、5区でトップに立ったのは東海大。6区では郡司陽大(4年)が激走し、首位をキープした。

   ところが、7区は3位で襷を受けた青山学院大のエース吉田圭太(3年)が首位を奪取。8区に入ると再び東海大学が逆転。名取燎太(3年)がそのままゴールに飛び込んだ。6位で襷を受け取った東京国際大のムセンビ(1年)が4位に押し上げた。

   2020箱根駅伝は予選会で、筑波大学が26年ぶりにキップを手にするなど、話題は豊富。とはいえ、出雲、伊勢路と違ってスピードだけでは勝てないのが箱根。山登り・山下りはもちろん、1区間の距離が20キロメートルという、よりタフさが求められるコースで、「5強」を崩す大学が登場する可能性もある。

   注目は、予選会1位通過で4位に頑張った東京国際大だろう。2区を走った伊藤達彦(4年)と8区のムセンビ(3年)のWエースのスピードは驚異的。早稲田大は予選会8位だったが、伊勢路で5位。「古豪復活」に弾みをつけた。

   箱根駅伝の大波乱として思い出されるのは、第82回(2006年)大会。駒澤大学の5連覇を阻んだ亜細亜大学が総合優勝を果たした。このとき出雲(2005年)を制したのは東海大学。全日本駅伝(05年)は日本大学だった。

   今季の箱根駅伝は、予選会組が大波乱を起こすかもしれない。

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