2019年 11月 15日 (金)

なぜ井上尚弥は制止されたのか 元世界王者・木村悠氏が指摘する「レフェリーの混乱」

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   井上尚弥(26)=大橋=がノニト・ドネア(36)=フィリピン=に勝利し、世界一の称号を手にしたワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級決勝は、歴史に残る名勝負との呼び声も高い。一方で、11ラウンドにドネアがダウンしたシーンをめぐっては、わだかまりを残すことになった。

   左ボディをヒットさせ、さらなる追撃の構えを見せた井上を、レフェリーが制止した。この時点でドネアはまだ立っていたため、なぜに止めに入ったのかと疑問の声があがった。この場面について、元WBC世界ライトフライ級王者の木村悠氏が、J-CASTニュースの取材に見解を示した。

  • WBSSバンタム級決勝の井上尚弥(左)とノニト・ドネア(右)(写真:AP/アフロ)
    WBSSバンタム級決勝の井上尚弥(左)とノニト・ドネア(右)(写真:AP/アフロ)

井上の前にレフェリーが割って入り、制止

   世界4団体(WBC、WBA、WBO、IBF)の垣根を超えて世界最強ボクサーを決めるWBSS。2019年11月7日にさいたまスーパーアリーナで開催されたバンタム級決勝は、WBA・IBF王者で3階級制覇の井上と、WBAスーパー王者で5階級制覇のドネアが戦い、壮絶な打ち合いと技術戦の末、井上が3-0の判定勝利を飾った。

   議論を呼んだのは11R、1分すぎの場面。井上が強烈な左ボディーブローを打ち込むと、ドネアの足元がよろめいた。体をひねり、背中を向ける形で回避するドネアに向かい、井上はステップを踏み込もうとした。

   だが追撃はかなわなかった。次の瞬間、井上の前にレフェリーが割って入り、制止したのだ。レフェリーと井上の胸が当たった。

   ドネアはロープ際を移動すると、コーナー付近で四つん這いになり、膝をついてダウン。レフェリーのカウントが始まる。2カウントのところでドネアは起き上がって片膝立ちになり、レフェリーの方を向いた。ドネアはついに立ち上がったが、10カウントギリギリだった。試合は再開された。

   疑問は大きく2つあがった。なぜ左ボディの後にレフェリーは井上を制止したのか。ダウン時のカウントの仕方が遅く、ロングカウントだったのではないか――。

   元WBC世界ライトフライ級王者の木村悠氏は、井上を制止したことについて次のように見解を示す。

「レフェリーは、井上選手の左ボディが『ローブロー』に見えたのではないかと思います。ローブローをもらった選手は、今回のドネア選手のような仕草をします。ローブローが入ったドネア選手は背を向けて、レフェリーが止めに入るのを求めていたのかなと見えます」
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