2019年 12月 10日 (火)

アイドルは何を持ち帰っても「武器」になる 「地獄少女」出演のSKE48大場美奈インタビュー

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   テレビアニメやコミックなどで知られるダークファンタジー作品「地獄少女」が映画として実写化され、2019年11月15日に公開される。作品のキーパーソンのひとり、インディーズアイドルの御厨早苗(みくりや・さなえ)を演じるのが、SKE48で現役アイドルとして活躍する大場美奈さん(27)だ。

   大場さんが映画に出演するのは、SKE48に関するドキュメンタリー映画を除くと約3年ぶり。「本職」のアイドルと女優の共通点や映画の見どころ、今後の活動に向けた意気込みについて2回に分けて聞いた。(聞き手・構成:J-CASTニュース編集部 工藤博司)

  • SKE48の大場美奈さん。映画「地獄少女」では、インディーズアイドルの御厨早苗(みくりや・さなえ)を演じている
    SKE48の大場美奈さん。映画「地獄少女」では、インディーズアイドルの御厨早苗(みくりや・さなえ)を演じている

顔を傷つけられたアイドルを演じる

―― 「地獄少女」は、午前0時に現れるウェブサイト「地獄通信」にアクセスして恨んでいる人の名前を入力すると、玉城ティナさん(22)演じる閻魔あいが、その人物を実際に地獄送りにしてくれる、というストーリーです。その中で、御厨早苗はどのように活躍する役柄ですか?

大場: 本当に未来が明るいアイドル、御厨早苗だったのですが、そこで事件に遭ってしまいます。アイドルと言えば顔はもちろん命のひとつなので、顔を傷つけられた以上、どんなに歌声が良くても、「もう人生終わってしまった」と絶望してしまいます。そんな中で、自分の評判を検索するうちに「地獄通信」という不思議なサイトを見つけます。それをきっかけに、自分がずっと暗闇の中で生きているだけではなく、絶望を「その犯人を復讐できるものなら」という復讐心に変えて生きていく、という生き様を演じています。

―― 御厨早苗は閻魔あいから、赤い紐で結ばれた藁人形を渡されて「この紐を解けば、私との契約は成立する。恨みの相手は永遠に地獄をさまよう。ただし、あなたも地獄に落ちる」と伝えられます。地獄少女に復讐を頼むと、自分も犠牲にならないといけません。御厨早苗としても、すごく葛藤があったのではありませんか。

大場: そこに関しての葛藤はなかったですね。この先どんなに頑張っても明るい未来は送れないな、いう絶望はどうしてもぬぐいきれないものです。すでに事件はみんなが知っていますし、そのうえで何もなかったかのように生きるというのは無理だと思うので、そういう意味では、もう自分が地獄に落ちることに関して戸惑いはなかったと思います。

―― 決然とした気持ちで赤い紐を引っ張ったわけですね。

大場: 揺るがない気持ちで引っ張りましたね。そこまでは予告編の動画に映っていると思いますが、その後は、ぜひ劇場で見てほしいなと思います。

―― 撮影は2018年秋だったと聞きました。寒さが厳しくなってくる時期ですが、ロケで苦労などありましたか?

大場: 閻魔あいとの二人のシーン以外は屋内で撮ったんですが、結構ギュッとしたスケジュールの撮影で、1日で心情的にはものすごく自分の心が荒ぶるシーンを撮ったり、ただ落ち込んでいるシーンだったり...。1日で色々な感情のシーンを撮るのは未知の経験でしたが、白石(晃士)監督と撮影し始めて、不安は全くなくなりました。一つ一つのシーンが自然に入り込めましたね。

―― 撮影期間は延べ1週間だったと聞いています。その中で、ジェットコースターみたいに感情が行ったり来たりしたわけですね。

大場: そうですね。撮影ってそういうものだと思いますが、朝から晩までそうだったので、私としては楽しかったです。
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