2024年 4月 24日 (水)

玉木氏は「真意が一番読みにくい政治家」? 野党合流をめぐる温度差なおも

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    岡田克也・元民進党代表が2019年11月28日、記者団に対して「まぁ、玉木さんは、真意が一番読みにくい政治家のひとりなので...」などとこぼし、笑いが漏れる場面があった。国民民主党の玉木雄一郎代表が、立憲民主党との合流について「ひとつになるより連立の時代」などと慎重姿勢を示したことに対する反応だ。

    岡田氏は、年内に合流すべきだとの立場。玉木氏の発言について「ひとつひとつのことにコメントはしません」とかわしたものの、図らずも両者の温度差が表れた形だ。

  • 玉木氏は「真意が一番読みにくい政治家」なのか(2019年11月撮影)
    玉木氏は「真意が一番読みにくい政治家」なのか(2019年11月撮影)
  • 玉木氏は「真意が一番読みにくい政治家」なのか(2019年11月撮影)

野党「連立」は「大きな固まり」なのか

    玉木氏は11月26日に行われた動画番組の収録で立憲との合流について

「ひとつになるより連立の時代だ。各党がカラーを出した方が多様化した社会に合っている」

と話した。

    岡田氏は両党の合流について記者から

「年内がひとつの目安なのか」

と聞かれて、

「まあ目安でしょうね。私はas soon as possible(できるだけ早く)ということを2年間言ってきた。少しでも早く、ひとつの固まりになるべきだと思っている」

と応じている。その上で玉木氏の「連立」発言について「それは『大きな固まり』のうちに入るのか」と確認されて出たのが、冒頭の「真意が一番読みにくい」発言だ。

「まぁ、玉木さんは、真意が一番読みにくい政治家のひとりなので...。いろんなこと、いろんなこと言われますから、ひとつひとつのことにコメントはしません」

「えーと、意地悪な質問ですねー」

    なお、玉木氏は11月27日の定例会見で「真意」を問われ、前提として日本では連立政権が続いており、

「社会が多様化してきているので、なかなか米国的な、絵にかいたような(二大政党制の)『紅組対白組』にはならないという現状がある」

などと説明。10月に召集された臨時国会では野党統一会派が結成されたことから、

「まずはこの会派をともにすることによって、信頼関係を積み上げていく、ということが今やるべきことだと思うし、それなくして、その先の合流もないだろうということで、今はこの共同会派に魂を入れていく、あるいはともに様々なものを作り上げていく。そのことに全力を挙げていく段階」

とだとした。記者からの「ひとつの党になるほどの信頼関係が醸成しきれていない、という認識なのか」という質問には、「えーと、意地悪な質問ですねー」。同様の答えを繰り返し、合流の議論は時期尚早だとの見方を示した。

「それぞれ別の党だし、これまでに色々経緯があった。ひとつひとつ色々な事を積み重ねながら前に進んでいかないといけない。現時点においては、やはり会派をともにして、この臨時国会始まりましたから、そこを共同作業を増やしていって、信頼関係を積み上げていくのが今やるべきことだし、少しずつ、それが積みあがってきているという実感だ」

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

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