2020年 7月 6日 (月)

北朝鮮側、「トランプ」呼び捨て復活 それでも「正恩氏の発言ではない」強調の意味

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   非核化をめぐる米朝の協議が難航するなか、両国間の舌戦もエスカレートしている。トランプ大統領が、かつて金正恩・朝鮮労働党委員長(国務委員長)に向けた「ロケットマン」の蔑称を復活させたと思えば、北朝鮮は声明で「トランプ」と呼び捨てにした。

    ただ、現時点では正恩氏が自分の言葉でトランプ氏を非難したわけではない。北朝鮮としては、この点で交渉の余地を残して譲歩を迫りたい考えのようだ。

  • 米国とトランプ大統領と北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長。お互いが直接罵倒しあう可能性はあるのか(写真は労働新聞ウェブサイトから)
    米国とトランプ大統領と北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長。お互いが直接罵倒しあう可能性はあるのか(写真は労働新聞ウェブサイトから)
  • 米国とトランプ大統領と北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長。お互いが直接罵倒しあう可能性はあるのか(写真は労働新聞ウェブサイトから)

「ロケットの発射が好きなんだろう?だから彼を『ロケットマン』と呼んでいるんだ」

   トランプ氏は北大西洋条約機構(NATO)首脳会議出席のために訪れていたロンドンで2019年12月3日(現地時間)、正恩氏との関係について「非常に良い」とした上で、

「我々は、今までにかつてなく強力な軍隊を持っており、全世界で断トツで強力な国だ。それを使う必要がないことを望むが、使わなければならないなら、使う」

と述べ、正恩氏について

「ロケットの発射が好きなんだろう?だから彼を『ロケットマン』と呼んでいるんだ」

と発言。17年9月の国連総会で口にして北朝鮮を激怒させた「ロケットマン」という表現を復活させた。

    北朝鮮側の反応は比較的素早かった。外務省の崔善姫(チェ・ソンヒ)第1外務次官が12月5日に出した談話では、

「トランプ大統領の武力使用発言と比喩呼称が即興的にひょいと飛び出た失言であったなら幸いであるが、意図的にわれわれを狙った計画された挑発なら問題は変わる」
「現在のような危機一髪の時期に、意図的にまたもや対決の雰囲気を増幅させる発言と表現を使うなら、本当に老いぼれのもうろくが再び始まったと診断すべきであろう。われらの国務委員長は、トランプ大統領に向かっていまだいかなる表現もしていない」

などとトランプ氏を非難。「大統領」という敬称を残す一方で、「老いぼれのもうろく」という強い言葉も登場した。12月7日に「西海衛星発射場では非常に重大な実験が行われた」と12月8日に朝鮮中央通信が報じると、トランプ氏は12月9日未明(日本時間)に、

「金正恩は賢明過ぎて、失うものが多過ぎる。仮に敵対的に行動すれば、本当に全てを失うことになる」

   「北朝鮮には金正恩の指導下で大きな経済的潜在力があるが、約束通りに非核化をしなければならない」とツイッターに投稿。「NATO(北大西洋条約機構)、中国、ロシア、日本、そして全世界はこの問題で一致している」

とツイート。8月のツイートでは「金委員長(Chariman Kim)」と敬称つきだったが、呼び捨てになった。

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