2024年 4月 20日 (土)

ノザキのコンビーフ缶で「もうクルクル出来ない」! 「開けやすい蓋」に70年ぶり刷新

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   加工食品などを手掛ける川商フーズ(本社・東京都千代田区)は2020年1月15日、主力商品「ノザキのコンビーフ」の「枕缶」での販売を終了すると発表した。約70年親しまれてきた「巻き取り鍵」が特徴的なパッケージを変更し、開けやすいシール蓋を採用したデザインで3月16日にリニューアル発売する。

   独特の見た目で人気を博しているノザキのコンビーフが大きく刷新されるとあって、インターネット上では「ああ、もうクルクル出来ない世界になってしまうのか」「コンビーフといえばこの缶だと思っていたのでびっくりです!」などと驚きの声があがっている。

  • 「ノザキのコンビーフ」のパッケージがリニューアルする(画像は公式ツイッターより)
    「ノザキのコンビーフ」のパッケージがリニューアルする(画像は公式ツイッターより)
  • 「ノザキのコンビーフ」のパッケージがリニューアルする(画像は公式ツイッターより)

「より使いやすく、バリア性に優れた新パッケージヘ」

   川商フーズは「『ノザキのコンビーフ』を始めとした現行の『枕缶』商品を、より使いやすく、バリア性に優れた新パッケージヘリニューアル、2020年3月16日より発売いたします」と発表。1948年に発売した同商品は当初びん詰だったが、その2年後に台形型の缶となり、付属の「巻き取り鍵」で回しながら開けるのが特徴の、「枕缶」となった。「約70年たった今では、コンビーフといえば牛のマークがついた『台形の缶詰』とご愛顧をいただいております」と長きに渡って愛された特徴的なデザインだった。

   新パッケージは、お馴染みの牛のマークをデザインに残し、形状は台形の「枕缶」のイメージを最大限踏襲した「アルミック缶」(昭和電工パッケージングの登録商標)を採用する。「開けやすいシール蓋を採用し、缶詰での開けづらさを解消しました」というのに加え、「アルミ箔と樹脂フィルムを貼り合わせたもので、缶詰と同様に空気の侵入による製品の劣化を防ぎ、優れたバリア性を備えています」と保存性も高い。「賞味期限は現行缶詰より6カ月長く、常温保存で製造日から3年6カ月間、調理なしでそのままでもおいしく召し上がれるため、非常用の備蓄食品にも最適です」という。

   現行の内容量100グラムの枕缶は国内のみで販売しているが、「これでも量が多すぎるという意見が多くありました。現在の家族構成や食事シーン等を考慮し、使い切りやすい80グラムへ変更いたします」と少量化する。

   「ノザキのコンビーフ」だけでなく、「ニューコンミート」「脂肪分50%カットコンビーフ」「ご飯にめちゃいける和風コンビーフ」も生まれ変わるとしている。

「コンビーフといえばこの缶だと思っていたのでびっくりです!」

   川商フーズはツイッターでも15日に告知。「【大切なお知らせ】 この春、台形の枕缶に入ったコンビーフの販売を終了いたします。枕缶での販売開始から70年、製缶等製造ラインが限界に来ており、このような決断となりました。長年のご愛顧、誠にありがとうございました。あと少しの間 枕缶をどうぞよろしくお願いします」と投稿。シール蓋の新容器は「小さなお子さまでも左利きの方でも簡単に開けられます」と紹介した。そのほか「皆さまの新容器に対する不安や疑問に寄り添えればと思います」との姿勢を示している。

   現行の枕缶のコンビーフは、「在庫がなくなり次第の終売」となる。新容器のコンビーフ発売までは持つ程度には在庫を備えているという。

   約70年ぶりのリニューアルとあって、今回の発表にツイッターでは、

「コンビーフがなくならないならいいよ!」
「ああ、もうクルクル出来ない世界になってしまうのか」
「良し! 最後に巻き巻きしようっと!」
「えええ!? コンビーフといえばこの缶だと思っていたのでびっくりです!」
「ゼンマイを巻く様に缶を開けるのが楽しめ無くなるのが、残念です! 時代の流れだからしょうがないですね。新しくなっても利用しますので頑張って下さい」

と惜しむ声や、巻き取り鍵の印象を書き込むユーザーが相次いでいる。

(J-CASTニュース編集部 青木正典)

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