元プロ野球選手たちの活躍の場が解説業にとどまらない時代になった。今、最も熱いのがYouTube業界だ。プロ野球OBが昨年から続々とユーチューバーとしてデビュー。以下が主な人気を集めているチャンネルだ。登録者数は2月12日現在。忖度なしの里崎氏、豪華人脈の高木氏...・里崎智也チャンネル名「SatozakiChannel」(19年3月18日~)登録者数 22.6万人・高木豊チャンネル名「高木豊TakagiYutaka」(18年3月31日~)登録者数 20.2万人・金村義明チャンネル名「金村義明チャンネル」(18年3月30日~)登録者数 12.8万人・笠原将生チャンネル名「笠原チャンネル」(16年5月25日~)登録者数 9.87万人・片岡篤史チャンネル名「片岡篤史チャンネル」(19年10月1日~)登録者数 9.3万人・井端弘和チャンネル名「【イバTV】井端弘和公式チャンネル」(19年9月3日~)登録者数 6.83万人・新庄剛志チャンネル名「新庄造園ShinjoZouen」(19年10月21日~)登録者数 4.9万人・中村紀洋チャンネル名「中村紀洋公式チャンネル」(18年4月20日~)登録者数:4.75万人・森本稀哲チャンネル名「ひちょりズム」(19年9月26日~)登録者数 4.29万人・小田幸平チャンネル名「はげch.?小田幸平公式チャンネル?」(2019年11月12日~)登録者数 3.16万人トップの里崎氏は「忖度せずに話す」スタイルが好評で、「現役時代から理解しがたいこと」、「野球選手の懐事情」などをズバッと語っている。元プロ野球選手ユーチューバーの先駆者の高木豊氏は豪華な人脈が人気の秘訣だ。巨人・原辰徳監督、阿部慎之助2軍監督、西武の松坂大輔、野球評論家の江川卓氏などがゲストで登場し、地上波でも聞けない貴重なエピソードを引き出している。また、動画内で里崎氏をサポートする袴田彩会、高木氏をサポートする森藤恵美と共に野球の知識が豊富で聞き上手のため、視聴者の評判がいい。アシスタントも再生回数を増やす上で大きなカギを握っていると言えるだろう。笠原氏のチャンネルが現役選手の間では話題日本ハム・阪神で現役時代に活躍した片岡篤史氏のYouTubeチャンネルでは、16年に覚せい剤取締法違反で有罪になり、現在執行猶予中の清原和博氏が出演して大きな反響を呼んだ。PL学園で2つ上の先輩との共演に「清原さんが見られて涙が出た」、「テレビでも見られない貴重な動画」と高評価のコメントが殺到。動画の再生回数は100万回を超えた。現役の選手たちの間で話題になっているのが、15年に「野球賭博騒動」で巨人を解雇された元巨人の笠原将生氏だ。「何を話すかわからない」と戦々恐々としていた選手もいたが、笠原氏を良く知る関係者は「ああ見えて結構上下関係がしっかりしているので、YouTubeで無茶なことはしないでしょう」と話す。動画を見た視聴者からも「言葉遣いや野球に敬意を払っている姿勢を見ると、実は普通に良い人なのでは」などイメージが変わったという書き込みが目立つ。今後どのような動画を投稿するのか注目される。
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