2020年 3月 29日 (日)

五輪予選「強行」のツケか...ボクシング・クロアチア選手が新型コロナ感染 出場者の罹患相次ぐ

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   英ロンドンで行われたボクシングの欧州五輪予選に参加していたクロアチアの選手とコーチが、新型コロナウイルスに感染したとクロアチアの現地メディアが一斉に報じた。

   「NACIONAL」(電子版)によると、欧州予選に参加したトニー・フィリップ選手と、フィリップのコーチが大会後、クロアチアに帰国して検査を受けたところ新型コロナウイルスの陽性反応が確認された。

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IOC、感染源を知ることは不可能

   クロアチアのアスリートで初のウイルス感染者となったフィリップ選手は「私は自分自身を隔離していた最初の2日間はなんの症状も出ませんでした。その後、少し暑さを感じて体温を測りました。頭が痛くなり、咳も出ました。それから検査を受けて陽性反応が確認されました」とウイルス感染の経過を説明。現在の体調は良好だという。

   ボクシングの欧州五輪予選は、新型コロナウイルスが欧州で猛威を振るうなか、英ロンドンで3月14日に開幕。40か国、約350人の選手が参加した。当初は24日まで行われる予定だったが、ウイルスの感染拡大を受け、16日に中断した。これまでに同予選に参加していたトルコ選手2人とコーチのウイルス感染が確認されており、フィリップ選手はこれに続く感染者となった。

   2人の選手とコーチがウイルスに感染したトルコでは、トルコボクシング連盟(TBF)のエユプ・ゴズゲック会長が、予選の開催を許可した国際オリンピック委員会(IOC)とロンドンの大会組織委員会を強く批判。これに対してIOCのボクシング特別作業部会は、選手の多くが大会前に自国でそれぞれ練習していたことを指摘し、感染源を知ることは不可能としている。

   新型コロナウイルスの感染が世界中で広がるなか、東京五輪開催の可否、延期の判断が遅れたため、スケジュール通り五輪予選を強行開催せざるを得なかった状況もある。ただ、その一方で予選開催に関して当初から選手、関係者のウイルス感染が危惧されていた。同予選とウイルス感染の因果関係は明らかではないが、参加した選手の中から感染者が出たという事実は重い。

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