国交省、「自動運転車」表示ステッカーのデザインを決定

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   国土交通省は自動運転車に貼り付けるステッカーのデザインを決定したと2020年3月31日に発表した。

  • 自動運転車だと示すステッカー(国交省提供)
    自動運転車だと示すステッカー(国交省提供)
  • 自動運転車だと示すステッカー(国交省提供)

「テクノロジー想起」色決定には専門家の意見

   このステッカーはプログラムにより自動的に自動車を運行させる「自動運行装置」が搭載されている車両であることを周囲に分かりやすく示すためのもので、後部ガラスやナンバープレートの横など、車体後部への貼り付けを想定しており、自動車メーカーに対し工場や販売所で貼り付けるよう要請していく。

   ステッカーは丸みを帯びた六角形で、自動車のシルエットと共に自動運転を意味する「AUTOMATED DRIVE」の文字が表示されている。自動車局技術政策課によると、自動車デザインの専門家のアドバイスにより、先進性やデジタルテクノロジーを想起させる色としてターコイズブルーを使用し、分かりやすさとデザイン性の両立のために英語表記にしたという。最低サイズは縦100ミリ、横95ミリで、メーカーによってサイズ差はあり得るが縦横比は固定となる。

   デザインの決定と貼り付けの要請は、自動運行装置の安全基準の策定と共に公布され、いずれも4月1日から施行される。国交省が定める5段階の自動運転のレベル分けのうち、高速道路など特定条件下での自動運転(システムの対応が困難な場合にはドライバーが対応)を行うことができるレベル3以上の自動運行装置を備えた車両が対象となる。ステッカー貼り付けについては義務化されておらず、付けないことによる罰則もないという。

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