2024年 5月 5日 (日)

指原莉乃から、この1年で「卒業」できたのか チルドレンの思いと自覚【HKT48・1万7000字インタビュー(3)】

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指原莉乃「本当にそういう一発屋みたいなことはやめてほしい」

2019年のコンサートツアーのサブタイトルには「あの支配人からの、卒業。」を掲げた。オープニングでは指原さんの肖像画を囲んでパフォーマンスした(2019年10月撮影)
2019年のコンサートツアーのサブタイトルには「あの支配人からの、卒業。」を掲げた。オープニングでは指原さんの肖像画を囲んでパフォーマンスした(2019年10月撮影)

―― HKT48に関する話題も出ますか。

村重: 最後の最後まで気にかけてくれていて、卒業した今でも「HKT48は最近どうなの?」と聞いてくれます。やっぱりHKT48の親みたいな、HKT48を作ってくれた人だと思うので、これからも感謝していきたいです。村重もHKT48の看板を背負って番組に出させていただいているので、あんまりイメージが悪くならないようにHKT48の良さをどんどんアピールして頑張っていきたいです。
第3回ドラフト会議でHKT48入りが決まった渡部愛加里さんは「さっしーさんがいなかったら、違うグループに行ったか、アイドル自体をしていなかった」と話した (c)Mercury
第3回ドラフト会議でHKT48入りが決まった渡部愛加里さんは「さっしーさんがいなかったら、違うグループに行ったか、アイドル自体をしていなかった」と話した (c)Mercury

―― 同じ事務所に所属する元AKB48の西野未姫さん(20)と動画チャンネル「俺ら」に出演していますが、西野さんは発言が炎上することも多いですね。村重さんはそうではないと思いますが、出演した番組について、指原さんからの「ダメ出し」やアドバイスを受けることもあるのですか。

村重: ありました。「ヤバりんごパーク」という言葉をずっと使っていたんですよ(編注:19年11月に「サンデー・ジャポン」(TBS)に出演した際、東京五輪のマラソンの開催地が札幌に変更されたことについて「マジ、ヤバりんごパークだなと思いました」と発言した)。それは「やめて」と言われました。一時期、「明太子!」という一発ギャグばかりやっていたことがあったのですが、さしさんからは「本当にそういう一発屋みたいなことはやめてほしい」と言われました。「最終的には『有吉反省会』(日本テレビ)の反省する側じゃなくて、コメントする側に行けたら無敵」とも。「今はまだ若いから、そういうイケイケのキャラでもいけるかもしれないけど、ちゃんと考えなきゃだよ」とは言われています。

田島: 確かに、最近「ヤバりんごパーク」は聞かないですね。あんなに毎日言ってたのに!

村重: 未姫ちゃんは未姫ちゃんで、すごくいい子なんですけども。村重と未姫ちゃんは方向性が違うし、HKT48は、びっくりするくらい悪いネタを言うことがマジでないから...。仲いいじゃん?
田島: 確かに!
村重: 炎上させるような発言ではないので、そんなキャラになることはないと思います。

―― 表現が少し難しいところですが、いわゆる「炎上キャラ」をずっと続けていると、タレントとして短命になりがちです。指原さんとしては、息長く活躍できるやり方を考えてくれているのかもしれませんね。

村重: そうですね。きっとそうだと思います。

―― 18年に行われた第3回ドラフト会議では、指原さんが渡部さんのことを猛プッシュしていました。3チームが渡部さんを指名し、指原さんが当たりくじを引いた結果、渡部さんのHKT48入りが決まりました。

渡部: さっしーさんがいなかったら、違うグループに行ったか、アイドル自体をしていなかったと思います。本当に私の人生を変えてくださったのがさっしーさんです。そのさっしーさんが卒業する前は、さっしーさん含めて先輩たちについていくという感じが強かったです。ですが、皆さんが知っているような人が1人抜けるというのはグループにとっては大きなことで、卒業後は、もっと自分も自覚を持って、もっと自分もHKT48の一員だと思って活動しないと、という気持ちが芽生えました。

インタビュー第4回に続く。4月14日掲載予定です)


運上弘菜さん プロフィール
うんじょう・ひろな 1998年生まれ、北海道出身。HKT48 チームKIV所属。16年にHKT48に4期生として加入。17年に行われた「じゃんけん大会」に、3期生の荒巻美咲さんとユニット「fairy w!nk」を組んで出場し、優勝。CDメジャーデビューを果たした。「早送りカレンダー」(18年発売)から3作品連続の選抜入りで、今作品「3−2」では、4期生としては初めてセンターに起用された。18年の総選挙では84位。

田島芽瑠さん プロフィール
たしま・める 2000年生まれ、福岡県出身。HKT48 チームH所属。12年にHKT48に2期生として加入。デビューシングル「スキ!スキ!スキップ!」(13年発売)でセンターを務める。18年の総選挙では26位にランクイン。19年から情報番組「アサデス。」(KBC九州朝日放送)にリポーターとして出演している。趣味は読書で、18年から小説ポータルサイト「小説丸」(小学館)で、コラム「読メル幸せ」を連載している。

田中美久さん プロフィール
たなか・みく 2001年生まれ、熊本県出身。HKT48 チームH所属。13年にHKT48に3期生として加入。同期の矢吹奈子さん(IZ*ONE専任活動中)との「なこみく」コンビとして知られ、11枚目シングル「早送りカレンダー」(18年発売)で、矢吹さんとダブルセンター。「11月のアンクレット」(17年発売)を筆頭に、AKB48のシングル表題曲は計7作品に参加。18年の総選挙で10位にランクインし、上位16人の「選抜」入りした。18年から「熊本2〇19応援大使」を務め、20年1月に初のソロコンサートを開いた。

松岡はなさん プロフィール
まつおか・はな 2000年生まれ、千葉県出身。HKT48 チームTII所属。14年に「バイトAKB」のオーディションに合格し、15年2月まで活動。15年に第2回ドラフト会議で指名されてHKT48に加入。8枚目シングル「最高かよ」(16年発売)、10枚目シングル「キスは待つしかないのでしょうか?」(17年発売)でセンターを務める。「ハイテンション」(16年発売)でAKB48のシングル表題曲に初参加し、「ジワるDAYS」(19年発売)など計7作品に参加。18年の総選挙では66位にランクイン。

村重杏奈さん プロフィール
むらしげ・あんな  1998年生まれ、山口県出身。HKT48 チームKIV所属。11年にHKT48に1期生として加入。母親はロシア出身で、実家ではロシア語も話すバイリンガル。14年から15年にかけてNMB48と兼任。18年の総選挙は不出馬。19年から芸能事務所「TWIN PLANET」に所属。同じ事務所に所属する元AKB48の西野未姫さんと動画チャンネル「俺ら」に出演するほか、「サンデー・ジャポン」(TBS)、「人生が変わる1分間の深イイ話」(日本テレビ)などバラエティー番組にも多数出演。

渡部愛加里さん プロフィール
わたなべ・あかり 2004年生まれ、神奈川県出身。HKT48 チームH所属。18年に行われた第3回ドラフト会議では3チームが渡部さんを指名し、支配人を務めていた指原莉乃さんが抽選で交渉権を獲得してHKT48に加入。18年の総選挙では圏外だった。前作「意志」(19年発売)に続いて2作連続で選抜入り。


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