2020年 10月 23日 (金)

岡田光世「トランプのアメリカ」で暮らす人たち
ユダヤ教徒が次々に感染するニューヨーク

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   2020年3月下旬、ニューヨーク市に住む正統派ユダヤ教徒の友人から、行われたばかりの彼女の親戚の結婚式の写真が送られてきた。これだけ新型コロナウイルスの感染が拡大しているなかで大勢が集まり、マスクをしている人はいなかった。

   式は野外で行われ、すぐそばにパトカーが止まっている。

   「早くしろ、早く終えろ、って始終、警官が叫び続けていたわ」と友人が電話で言った。

  • 例年のユダヤ教「過越しの祭り」の前に、この時期に食べてはいけないイースト入りのパンを超正統派ユダヤ教徒が燃やす。しかし、今年(4月8日-16日)は家から出なかった人たちが多かった(ニューヨーク市ブルックリンで、筆者撮影)
    例年のユダヤ教「過越しの祭り」の前に、この時期に食べてはいけないイースト入りのパンを超正統派ユダヤ教徒が燃やす。しかし、今年(4月8日-16日)は家から出なかった人たちが多かった(ニューヨーク市ブルックリンで、筆者撮影)
  • 例年のユダヤ教「過越しの祭り」の前に、この時期に食べてはいけないイースト入りのパンを超正統派ユダヤ教徒が燃やす。しかし、今年(4月8日-16日)は家から出なかった人たちが多かった(ニューヨーク市ブルックリンで、筆者撮影)

人影が消えた、はずだった

   ウイルス感染拡大を抑えるために、米国では相手との距離を6フィート(約1. 8メートル)取るべきだとされている。ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事は2020年4月6日、それに違反した場合、罰金をそれまでの500ドルから1000ドル(約11万円)に引き上げると発表した。

   さらに4月17日より、感染拡大を抑えるために、州民にマスク着用を義務づけた。公共の場所で相手の人と6フィートの距離を確保できない場合に、マスクやバンダナなどで口や鼻を覆わなければならない。

   ニューヨーク州では、コロナウイルスの感染による入院者数と1日当たりの死者数が落ち着いてきたものの、なお高止まりの状況が続いている。

   ニューヨーク市では3月中旬に、劇場、映画館、美術館、コンサートホールなどの文化娯楽施設やあらゆる観光名所が閉鎖。テイクアウトとデリバリーを除いてレストランも閉まった。

   そして3月22日夜8時から、ニューヨーク州では不要不急の外出が禁止された。食料品店やドラッグストア、公共交通機関、病院、警察、運送配達など、社会に不可欠なエッセンシャルワークの従事者以外は、在宅待機となった。

   眠らない街ニューヨークから、人影が消えた。いや、そのはずだった。

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