2024年 4月 16日 (火)

10万円「返上」論は「本来の趣旨と違う」 一部政治家の動きに識者も苦言

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「個人差があるのに、それをズバッと切っていいのか」

   閣僚らの10万円受け取り辞退などの動きについて、ネット上では、「これで今まで通り給料受け取ってる批判かわせる」と理解を示す声も一部であったが、疑問や批判の方が多い。

   「スピード重視で一律に配るのが、今回の給付金のやり方であり、意義であるはず」「公務員だってコロナ対策のために一生懸命働いている」「みんな受け取って使った方が良くないか?」「余裕がある人は必要なとこへ寄付をしたり消費をして経済を回すのがベスト」などだ。

   政治アナリストの伊藤惇夫さんは、取材に対して、こう話した。

「そもそも全国一律で、所得制限をかけないのが給付金です。強制的に受け取らないようにするのは、本来の趣旨とは違うと思います。あくまで本人の問題であり、受け取った人が消費や寄付を判断すればいい。公務員でも、配偶者の一方が収入がなくなったりなど、環境や背景は様々だと思います。個人差があるのに、それをズバッと切っていいのかどうか。政治家も、『遠慮します』ではなく、受け取って黙って寄付すればいいはずですよ」

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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