2020年 7月 15日 (水)

霞ヶ関にはびこる「FAX文化」 元官僚YouTuberに聞く「ペーパーレス化されない事情」

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「FAX番号しか記載していない国会議員の方がいらっしゃる」

   国会議員とのやり取りについては、「おもち」さんは、月次、年次報告、調査などについて、時には数百ページもの紙で関係議員に投げ込みを行うことがあるとした。

   その理由については、「行政側が一度紙で配布したものを、国会議員の許可無しに突如電子で配布することはできません。ごく一部の方ですが、国会議員によっては、『なぜ私に報告が無いのか』と怒鳴りつけてくる方がおられます」と説明する。また、「国会議員に資料を行き渡らせるためのメーリングリストのようなものが存在しません。作ればよいのですが、これも『忙しすぎて変えられない』であったり、『メールを使っていない国会議員』がいらっしゃるため、作りきれません」としている。

「FAX番号しか記載していない国会議員の方がいらっしゃるため、その場合はFAXで送るしかありません。印刷の手間を省くために行政へ負担を強いているか、そもそもメールが使えないかは理由がわかりません」(「おもち」さん)

   一方、官庁内でのやり取りについて、質問主意書に関しては、こう言う。

「法令作成と同じレベルの緻密さ・厳密さが求められ、一言一句誤りが許されないので、慣れている方法である紙に打ち出して確認する方が多いですし、内閣法制局(法令チェック部署)へは確実に紙での持ち込みが求められます。報道関係の方々への配布資料が多いのも事実です」

   国会答弁書に関しては、「作成したら、紙でインデックスを付けて答弁者や国会参加者へ配布する必要があります。そもそも国会へタブレットの持ち込みが禁止されているので、紙で対応するしかない状況です。上記は国会会期中に起こる作業ですが、印刷がマストなので確実に出勤が求められます」とした。

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