2020年 9月 21日 (月)

中国からの「謎の種」めぐり「謎の噂」 「危険植物説」も出るが写真見た専門家は否定

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   中国から「謎の種」が届いたという報告が全国で相次ぐ中、その「正体」について、樹液に触れると火傷などを引き起こす可能性のある「ジャイアント・ホグウィード」(セリ科、ハナウド属)の種だとする書き込みが、インターネット上で拡散されている。根拠は特には示されていない。

   ネット上でジャイアント・ホグウィードの種だとして拡散されている画像について、日本植物分類学会はJ-CASTニュースの取材に対し、「明らかにハナウド属ではない」とし、「危険植物説」を否定している。「説」は、どのようにして広まったのか。

  • ジャイアント・ホグウィードの果実の画像(カナダ政府公式サイトより)
    ジャイアント・ホグウィードの果実の画像(カナダ政府公式サイトより)
  • ジャイアント・ホグウィードの成長した姿、幹、葉、花、種(左上から、米ニューヨーク州環境保全省の公式サイトより)
    ジャイアント・ホグウィードの成長した姿、幹、葉、花、種(左上から、米ニューヨーク州環境保全省の公式サイトより)
  • ジャイアント・ホグウィードの果実の画像(カナダ政府公式サイトより)
  • ジャイアント・ホグウィードの成長した姿、幹、葉、花、種(左上から、米ニューヨーク州環境保全省の公式サイトより)

種の種類は様々か

   2020年7月下旬頃、全米各地で注文した覚えのない中国語表記の郵便物が届き、中を開けると正体不明の種が入っていたというニュースが報じられた。米農務省は、比較的安い商品を相手の同意なしに送り付け、郵便物の差出人が受取人を装い、アマゾンなど通販サイトに高評価のレビューを書き込む「ブラッシング詐欺」の可能性があるとの見方を示している。

   中身の種について農務省動植物検疫所は、現地時間29日に14種類が判明していると、公式サイト上に公開した音声ファイルで発表。例としては、マスタード、キャベツ、朝顔、ミント、セージ、ローズマリー、ラベンダー、ハイビスカス、バラを挙げている。

   日本でも7月29日ごろから、中国から「謎の種」が届いているとの報告がツイッター上で相次ぎ、J-CASTニュースでも31日にこの話題を取り上げている。(突然届いた「謎の種子」、日本各地で続々報告 送付元は中国...狙いは何なのか

   日本に届けられた「謎の種」について、ツイッター上ではアサガオの黒い種を小さくしたようなものや、黄色っぽくて丸いタイプの種の写真が投稿された。農林水産省横浜植物防疫所は、J-CASTニュースの8月6日の取材に対し、届けられた種が多量なことから、その集計や種の分析はできていないとした。また、一部の種はネギ属であることがわかっているものの「植物防疫所として、まだ1種類も正確に同定したものはない」とする。

   植物防疫所は公式サイトを通じ、郵便物の外装に「植物検査合格証印」がない種が届いた場合は、最寄りの植物防疫所に相談してほしいと呼びかけている。また「心当たりの無い種子が届いても、庭やプランターなどに植えないでください。種子がビニール袋に入っている場合は、ビニール袋を開封しないでください」としている。

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