大手百貨店幹部も期待こめる
他方、今年は感染予防からリモートワークなどが一気に広がったが、おせちの予約に際してもネット通販を活用する人が急速に増えているという。Amazonが「おせち料理特集2021」を掲載するなど、通販各社は特集を組んだり、特設サイトを設けたりして、売り込みに相当な力を入れている。
コロナ禍による厳しい経済環境の中、節約志向も徐々に高まっている。好調なおせち販売は小売り各社にとって数少ない明るい材料だ。既に多くの百貨店は前年比1割程度の売上増を予想。ある大手百貨店幹部は「予約状況は例年にないほど盛況で、かなり期待できる」と話している。