2024年 4月 25日 (木)

本田翼、「ぷよぷよ」でプロゲーマーを撃破 さらに強くなるには?著名プレーヤーに聞いてみた

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   人気バラエティー番組「世界一受けたい授業」(日本テレビ系)で俳優の本田翼さん(28)が見せた「快進撃ぶり」が視聴者の間で話題だ。

   2020年11月7日放送回の特集は「eスポーツ」で、eスポーツの現状を解説するVTRが流れたほか、出演者らによる「ぷよぷよ大会」を開催。出場者は本田さんのほか、「くりぃむしちゅー」の有田哲平さん(49)、歌舞伎役者の市川猿之助さん(44)、そして、プロゲーマーの「Gemo」さんで、トーナメント戦の結果、本田さんが優勝した。

   「ぷよぷよ」とは、1991年に第1作が発表され、その後も新作が出続けている「落ちものパズル」のロングセラーシリーズ。4つ集まると消滅してしまう「ぷよ」を組み上げ、連続して「ぷよ」を消滅させる「連鎖」を起こすことで多数の「おじゃまぷよ」を発生させ、相手のフィールドを埋め尽くすと勝利となる点はシリーズ発売以来変わっておらず、初期からのプレーヤーを含め、多くの人々に親しまれているゲームだ。

  • 本田翼さん(2017年撮影)
    本田翼さん(2017年撮影)
  • 本田翼さん(2017年撮影)

本田さんの圧勝で終わった「ぷよぷよ大会」

   1回戦の対戦カードは「本田翼×有田哲平」。本田さんは「ぷよ」を加速をつけて下に落としつつ、まごつく有田さんよりもはるかに速いスピードで「ぷよ」を組み上げ、3連鎖を発射。すると、やっと「ぷよ」を組み上げつつあった有田さんのフィールドに8段分の「おじゃまぷよ」が降り注ぎ、あっという間に有田さんのフィールドはいっぱいになり、本田さんが勝利したのだった。

   同じく1回戦の対戦カードとして行われた市川さんとGEMOさんの対決では、開始30秒ほどでGemoさんが6連鎖を放ち、市川さんは何もできないまま敗戦。対戦が終わると、ただただ目をシパシパさせつつ、しばし「フリーズ」していたのだった。

   そして、決勝戦。開始早々Gemoさんが2連鎖を放つと、本田さんは3連鎖でこれに応戦。その後、しばしの膠着状態を経てGemoさんが3連鎖を放ったが、これに対し、本田さんは5連鎖で応戦。結果、10段分の「おじゃまぷよ」がGemoさんのフィールドを埋め尽くし、本田さんの勝利となったのだった。

   鮮やかな2連勝で見事優勝を飾った本田さんに対しては、「本田翼ぷよぷよ強いな」といった絶賛が視聴者から殺到。ただ、一部からは「相手は『カードゲーム部門』のプロだし。のどかな戦いだった」と、本田さんの強さはそれほどではなかったとする声も上がるなどしている。

本田さんは「折り返し」が出来れば、さらに強くなる!!

   これら、本田さんの戦いぶりだが、2試合の中では最高で5連鎖を放つなど、それなりの強さはあったように思われる本田さん。そこで、J-CASTニュース編集部では、ぷよぷよプレーヤーとして知られ、ツイッターでも情報発信しているY.Iさんに本田さんの試合を見た上での感想を聞いた。その結果、

   「本田さんは、『ぷよ』を組み上げる際に、さらに速度を上げた積み方や、『折り返し』を意識した積み方ができるようになれば、もっと上達するでしょう。また、1回戦で敗退していしまった市川さんは、実は、その『折り返し』を組んでいました。これら、芸能界に『ぷよぷよ』が浸透している様子が伺えたので、対戦を見て、とても嬉しかったです」

   との回答を11月12日に得た。

   確かに、本田さんは基本的には「ぷよ」を自然落下させずに加速を付けて落としていたが、時折、考え込んでいるのか「ぷよ」が自然落下の状態になる瞬間があった。また、本田さんは2試合の中で最高で5連鎖を放っていたが、その一方で、同時に別々の「ぷよ」の塊が消えてしまう「同時消し」が発生していたのも事実。これらを「同時消し」せず、順番に消える「連鎖」を発生させれば、さらなる「おじゃまぷよ」が相手のフィールドに降り注ぎ、より確実に勝利できるのだが、本田さんは「折り返し」を使えておらず、連鎖数を伸ばせずにいると分析できるのだ。

   「折り返し」とは、「ぷよ」を組んでいく際の技の1つで、3つの「ぷよ」をL字につなげるなどして、別の連鎖が発生した際に消え残った「ぷよ」が上から落ちてきた際に、それが「4つ目」となってL字の部分が消えるように組むという技の名前で、この技を習得することで、連鎖数を飛躍的に伸ばすことができることで知られる。

   今回、本田さんの連鎖を見てみると、連鎖はフィールドの低い位置で発生するにとどまっており、その結果、連鎖数が頭打ちになっている感が否めなかった。つまり、本田さんは「折り返し」を習得することによってさらに強くなることが出来るのである。また、その折り返しだが、番組をもう1度見てみると、確かに、市川さんはフィールドの右下でL字を左右反転させた「折り返し」を組んでおり、前述のY.Iさんは、そこに、市川さんの「伸び代」が表われていると指摘しているのだ。

   これら、本田さんの圧勝ぶり、及び、その改善点が明らかになった今回の「ぷよぷよ大会」。上記の指摘を実践すれば、今後、本田さんがさらなる強さを獲得し、「一流ぷよぷよプレーヤー」と連鎖の応酬を繰り広げる日がやってくるかもしれない。

(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)

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