2024年 4月 26日 (金)

WEBコンテンツは「ネットで読むのが一番面白い」 人気小説・ニンジャスレイヤー翻訳チームの「直接マネタイズ論」

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クリエイターならではのウェブマネタイズ化のメリット

   本兌さんは、クリエイターとしてのメリットも提示する。

本兌「我々は実際にウェブマガジンを発行しております。書籍化して縦読みになって、ルビがついて、挿絵が設けられたものと比べると、そこまでリッチではないけれども、『note』はウェブデザインとして洗練されていますし、『出来立てのもの』をすぐに送って、ウェブとして整った体裁で読んでもらうことが出来る。そこに書籍と比べて大きな利点があります。書籍化のために、まとめなおして全部作り直して一年後、二年後に発行するのと比べると高いモチベーションをもって目の前の仕事に取り組めますね」

   出来上がった瞬間に公開することができ、読者からのレスポンスを得られる。それが創作活動へのモチベーションにも繋がってくる。すると購読者数も自然に増えてくるという。

   また「note」で収益化するために工夫している点としては、継続的に作品を掲載していくこと、そして短期的な売り上げよりも購読者数を意識することだという。

本兌「とにかく購読者が増えれば、この人たちにどんどん届けていくことで、収益が出てくる。なので、売り切り作品が出た月とかイベントをやった月は収入が多かったりはするんですが、それよりは毎月の購読してくれる人たちが増えていることが一番大事ですね」
杉「あとは、本編はあくまでもツイッター上で無料連載を続けています。入り口を狭めちゃいけないし、読み逃したら諦めちゃう人、脱落しちゃう人が出ないようにしているよね」

   原作の「ニンジャスレイヤー」のエピソードは非常に多い。そのためツイッター上でも多様なエピソードを連載していたが、本編のみ読みたい人から、枝葉のような細部のストーリーもすべて読みたい人まで、多様な需要がある。そこで、メインストーリーはツイッター上で無料公開しながら、作品をより深く楽しみたい人に向けた資料のようなものや「フレーバー」といった周辺情報に関しては「note」上の有料マガジンで公開しているという。

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