2020年12月31日の「第71回紅白歌合戦」(NHK)の曲目が21日に発表され、全容が明らかになった。白組・鈴木雅之さんの歌唱曲はラッツ&スター時代のヒット曲「夢で逢えたら」に決まったが、近年新たに鈴木さんのファンになった層からは若干、落胆の声が。昨年からアニソンで再ブレークしてアニメファンからの知名度が上がり、紅白出場もその効果と思われていたからだ。鈴木愛理とのコラボ期待もむなしく...2019年、鈴木雅之さんは「アニソン界の大型新人」として話題になった。同年のアニメ「かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~」OP曲に採用された「ラブ・ドラマティックfeat.伊原六花」がヒットし、同年の「AnimeloSummerLive2019」にも出演した。20年にも「かぐや様」でOP曲を担当、元℃-uteの鈴木愛理さんとコラボしての「DADDY!DADDY!DO!feat.鈴木愛理」が第2期のOP曲になり「ラブソングの帝王」はアニメファンにも歓迎されていた。鈴木雅之さんの20年の紅白出場が発表された時、この経緯から「DADDY!DADDY!DO!」を期待していたファンが少なからずいた上、鈴木愛理さんの追加出演があるのでは、と望みをつなぐハロプロファンもいた(2007年のモーニング娘。・℃-ute・Berryz工房合同出演を最後にハロプロからの紅白出場はない)。しかし、20年の大みそかは鈴木愛理さんはハロプロのコンサート「Hello!ProjectYear-EndParty2020?GOODBYE&HELLO!?」(中野サンプラザ)に出演予定で、NHKホールでの紅白出演は不可能ではないが極めて困難。そこに鈴木雅之さんの歌唱曲がラッツ&スター時代の「夢で逢えたら」に決まったことで、「かぐや様じゃないのか...」と、「アニソン界の大型新人」の活躍を見たかったと肩を落とすアニメファンの声も出ている。結局、20年の紅白での「アニメ枠」は「鬼滅の刃」で昨年に引き続きブレーク中のLiSAさんと、「限界突破×サバイバー」(「ドラゴンボール超」2期OP曲)を歌唱する氷川きよしさんに託されたようだ。出場曲に決まった「夢で逢えたら」には一方で、鈴木さんの亡き母への思いも込められている。「夢で逢えたら」は亡き母との...鈴木さんは紅白の曲目発表後に公式サイトでコメントを発表、「今年の番組のテーマである"今こそ歌おうみんなでエール"という強いメッセージを受けて、今年の紅白歌合戦の舞台では「夢で逢えたら」を歌わせていただくことになりました。数十年来とても大切にしているこの曲で、皆さんに"エール"を届けたいと思っています。そして、奇しくも紅白歌合戦出場の発表となった当日の朝、天国へと旅立っていった母親が好きだった「夢で逢えたら」が選ばれたことにも、とても大きな役割を持って舞台に立つ鈴木雅之を応援して頂けたら嬉しいです」と語っている。
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