2021年 3月 9日 (火)

「大掃除」どこから手を付ければ...? 一人暮らしでもOK!プロに「効率的に終わらせるコツ」を聞いた

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   年末恒例の大掃除。実家ならまだしも、一人暮らしの場合はさほど広くもないし、何もしないまま帰省するという人もいるだろう。

   しかし今年は新型コロナウイルスの影響で帰省しない人も少なからずいるはず。「今年は大掃除をやる」という人のために、大掃除のコツを掃除のプロに聞いた。

  • 大掃除のコツは?(画像は全てHITOWAライフパートナー提供)
    大掃除のコツは?(画像は全てHITOWAライフパートナー提供)
  • 大掃除のコツは?(画像は全てHITOWAライフパートナー提供)

重要なのは「プラン作り」

   大掃除はどのような手順で行ったらいいのだろうか。ハウスクリーニングの「おそうじ本舗」を展開するHITOWAライフパートナー(東京都港区)の技術アドバイザー・尾崎真さんに話を聞いた。

   まず、大掃除で重要なのは「プラン作り」。掃除を始める前に、尾崎さんは次の手順で計画を立てることを推奨している。

(1)大掃除する場所を洗い出す
年内に大掃除をしておきたい場所をすべて書き出す。高くて手が届かないところ、物をどかさないと掃除できないところなどを明確にしておくと、スケジュールが立てやすくなる。

(2)どうやって掃除するか考える
それぞれの場所に合った掃除の方法を調べ、必要な道具をリストアップする。

(3)掃除の順番や、取り掛かる日程を決める
どこから手を付け、何を同時進行するかなどの段取りや時間配分を計画する。「効率のいい順序」にするのがポイント。

(4)スケジュール表を作る
一人暮らしに限ったことではないが、掃除の基本は「上から下へ」「奥から入口へ」。天井→電気→家具、最後に床というように、上から下へホコリを落としていくようなイメージだという。

「入口からお掃除を始めてしまうと、ホコリが舞ってしまいます。寝室→リビング→玄関など『奥から入口へ』汚れを家から追い出すようにお掃除しましょう」(尾崎さん)

   掃除する場所・モノは大きく分けて、部屋、トイレ、風呂、キッチン、ベランダ、玄関、窓(網戸・サッシ)、エアコン。それぞれの掃除方法を見ていこう。

床は掃除機より先に...

【部屋】
用意するもの:掃除機、フロアワイパー、ハンディワイパー

(1)カーテンレールの上や、棚の上などのホコリをハンディワイパーで取り除く
(2)フロアワイパーで床を拭く
※掃除機を先にかけるとホコリが部屋の中に舞うため、先にフロアワイパーを使う
(3)部屋の奥から手前に向かって掃除機をかける

【トイレ】
用意するもの:歯磨き粉、スポンジ、トイレ用洗剤、アルカリ電解水(ドラッグストアや100円均一で販売)、タオル、トイレ用ブラシ、割り箸

〇トイレタンク受け皿
スポンジに歯磨き粉をつけ、水垢をこする。終わったら水ですすぐ

〇便器
(1)便器内の黒ずみを割り箸でこすり。汚れにキズをつける
※キズを付けることで洗剤が浸透しやすくなり、汚れが落ちやすくなる
(2)トイレ用洗剤をかけてトイレブラシでこする
※汚れが強い場合は、トイレットペーパーを黒ずみに張り付けてから洗剤をかけ、つけ置きしてからブラシでこする

黒ずみに割り箸で傷をつける
黒ずみに割り箸で傷をつける

〇床や小物類
タオルにアルカリ電解水を吹きかけ、ドアノブやトイレットペーパーのホルダー、床やスリッパ、ブラシ立てなどを拭く

【風呂】
浴室の天井には、目に見えないカビが発生していることがあるという。掃除しにくい場所だが、「フロアワイパー」を使うことで安全に掃除ができるそうだ。

用意するもの:フロアワイパー、ナイロンタオル(ボディタオル)、タオル、浴室用の洗剤

(1)フロアワイパーにナイロンタオルをつけ、洗剤をスプレーする
(2)ナイロンタオルを装着したフロアワイパーを伸ばして、天井を擦り洗い
※ポイントは洗剤をつけすぎないことと、常にワイパーの斜め後ろに立って作業すること
※カビ除去剤は目に入ると危険なので天井では使わない
(3)タオルに付け替え、水拭き→乾拭きをする

キッチン、ベランダ、窓の掃除方法は?

【キッチン】
大掃除の際に綺麗にしたいのが、コンロまわりの油汚れ。油汚れは酸性なので、アルカリ性の洗剤を使用すると汚れが落ちやすい。

用意するもの:アルカリ電解水、ラップ、ドライヤー、タオル

(1)壁やコンロまわりなど、汚れを落としたい箇所にアルカリ電解水をかける
(2)洗剤が乾かないようにラップをして、ドライヤーの温風をあてる
※洗剤は温度を上げると効きやすくなる
(3)ラップをはがして、タオルで水拭き→乾拭き

壁にはラップをして温風をあてる
壁にはラップをして温風をあてる

【ベランダ】
用意するもの:タオル、バケツ、洗車ブラシ、フロアワイパー

(1)ベランダに落ちている大きめのゴミを拾う
(2)手すりや物干し竿などをタオルで水拭き→乾拭きする
(3)バケツでそっと水を流す(室外機が床に設置している場合は室外機の上から)
(4)壁・室外機・床面・溝・排水溝などを、大きめのブラシ(車のボディ用洗車ブラシ等)を使って、上から下に擦り洗いをする
(5)フロアワイパーの先に雑巾やタオルを付けて拭く

【網戸、サッシ】
用意するもの:段ボール、掃除機、ナイロンタオル、定規、タオル

〇網戸
(1)段ボールを持ちやすい大きさにカットする
(2)網戸の外側に段ボールを当てて内側から掃除機で吸う
※網戸にそのまま掃除機をかけても、空気だけを吸って汚れを吸い取らない
(3)(さらにキレイにしたい場合)濡らしたタオル、ナイロンタオルで網戸を挟んで拭く
※網目の汚れをかき出すナイロンタオルを外側、かき出された汚れを受け止めるタオルを室内側にして拭く

段ボールをあてて汚れを吸い込む
段ボールをあてて汚れを吸い込む

〇サッシ
(1)定規に、濡らしたタオルを2つ折りにして巻く
(2)サッシに差し込み拭く
※底に着くまで差し込んだら、定規を斜めにひねるのがポイント。ひねることで、底の面、左右の縦面の3面を一気に拭くことができる

エアコンの汚れは効きが悪くなる原因に

【玄関】
用意するもの:ハタキ、ペットボトル、重曹、輪ゴム、空き瓶

(1)玄関のドア、壁、下駄箱を上から下にハタキなどでホコリを落とす
※玄関マットがあれば、外でホコリなどの汚れを落とす
(2)掃除機のノズル先端にペットボトルを半分に切ったものをテープで固定。たたきのホコリや砂を吸い取る
(3)下駄箱の中を空にした状態で水拭き→乾拭きする
(4)湿気がこもりやすい場所(下駄箱の中など)に除湿剤をおき、カビ・ニオイを抑制
(5)ドアハンドルとその周囲を拭く

   「除湿剤」は空き瓶などの容器に重曹を入れ、ティッシュやキッチンペーパーでフタをして制作。重曹は湿気を吸いとるだけでなく、脱臭効果も期待できるため、湿気やニオイがこもりがちな下駄箱にぴったりだという。

玄関のたたきは、ノズル先端にペットボトルを取り付けて掃除
玄関のたたきは、ノズル先端にペットボトルを取り付けて掃除

【エアコン】
家庭で掃除できるのは、「フィルター」、「吹き出し口」、「ルーバー」の3か所。フィルターが汚れているとカビが発生するほか、エアコンの効きが悪くなり、電気代が余分にかかるという。

用意するもの:わりばし、輪ゴム、タオル、掃除機、歯ブラシ、中性洗剤

〇フィルター
(1)ホコリが舞い散るのを防ぐため、フィルターがエアコンについた状態で掃除機をかける
(2)フィルターを水洗いする
※表面からだとホコリが詰まるため、裏面からシャワーをあてる。水洗いで落ちない汚れは、台所の中性洗剤を水で薄め、柔らかいブラシを使って洗う
(3)乾いたタオルでフィルターを挟み、水分を残さないように乾かす
※濡れたまま戻すとカビの原因になる

〇吹き出し口とルーバー
(1)室内機の横にあるコンセントを抜く
(2)タオルをお湯に少し湿らせ、指に巻いて中を拭く。手の届きにくい場所は、割り箸にキッチンペーパーを巻き付け、輪ゴムで止めた「お掃除棒」を湿らせて使う
(3)電源を入れ送風運転

お掃除棒を制作
お掃除棒を制作

   最後に、尾崎さんは大掃除の最後にカーテンやカバー類の洗濯を推奨する。

「これらの布類はホコリや汚れが付きやすいため、お掃除中に出る汚れを吸着しています。お掃除が終わってから洗えば、ホコリが無い部屋にキレイなカーテンをかけられるので、いい気分でお掃除を終わらせることができます」(尾崎さん)

   ただ、カーテンは一部洗濯できないものもあるため、表示を確認してから洗濯してほしい。

   一人暮らしであっても、やることは実家の大掃除と同じ。年末に時間がある人は挑戦してみると良いかもしれない。

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