SnowManの魅力に迫る連載企画、2人目はグループ最年長の深澤辰哉にスポットを当てる。入所16年の下積みを経た彼は今、時にグループをまとめ、ダンスでもパフォーマンスを支えて頼られる存在だ。深澤がメンバーたちに見せる、頼られる先輩としての顔をみてみよう。入所17年目のベテランSnowMan・深澤辰哉については、バラエティ番組で爪痕を残しているところを目にすることも多いのではないだろうか。深澤は1992年の28歳、グループ最年長のメンバーだ。ジャニーズ事務所に入所したのは、2004年のこと。入所後はHey!Say!JUMPのメンバーや、A.B.C-Z・橋本良亮などが所属していた人気グループ、"J.J.Express"に所属後、2009年にSnowManの前身グループとなる"MisSnowMan"を結成。2012年からSnowManとして活動を始めている。2020年1月のデビューを掴み取るまで、約15年のジャニーズJr.期間を経てきたベテランメンバーだ。そんな深澤はリーダーではないものの、SnowManにおいてメンバーの精神的支柱になっている人物と言えよう。YouTubeやライブなどではMCを担当しており、進行もお手の物。ジャニーズJr.チャンネルにアップされている「【滝沢歌舞伎ZERO裏側】京都南座の舞台裏お見せします!」では、「深澤のMCないと安定しないな」と渡辺翔太が言うなど、トークに関してもメンバーから頼りにされていることがわかる。最近では、他のメンバーに進行を任せることも出てきており、その際は三枚目に徹して盛り上げ役を買って出ることも。SnowMan公式YouTubeチャンネルにアップされている「SnowMan『君の彼氏になりたい。』振り付け講座」や「メンバーがD.D.の振付を教えに行く企画(深澤・宮舘・ラウール編)」でも、ふとした瞬間におどけて見せるその様子がわかるのでぜひチェックしてみてほしい。SnowManというグループの良いところの一つは、こうした深澤のボケに対して全員が平和にツッコむところだ。相手を傷つける言葉を使わないため、不快な気持ちになることもないのが良い。ダンスと気遣いも光るこうして三枚目の印象がある深澤だが、優しさがメンバー随一でもある。2019年に放送された『RIDEONTIME?時が奏でるリアルストーリー?』(フジテレビ系)では、関西ジャニーズJr.から加入してきた向井康二を気にかけている深澤の姿が。話の輪に入れるように配慮したり、慣れていない向井へダンスをレクチャーしたりと、面倒見の良さと持ち前の優しさが写されていた。深澤はこういった人物像に目が行きがちだが、長い下積みがあっただけあり、パフォーマンスも見応えがある。前出の「君の彼氏になりたい。」振り付け講座でも1人キレのあるロックダンスを踊ってみせている。SnowManが6人だった頃は激しいアクロバットも行なっていたし、ダンスのキレやパフォーマンス中の表情もいい。ファンの前できちんとカッコつけられるところもアイドルとして正しいのではないだろうか。バラエティや動画で見られる深澤の性格はもちろん、歌番組などでの彼の姿にもぜひ注目して見てみてほしい。高橋梓フリーライター。アイドルやアーティストのコラム、インタビュー、ライブレポートなどをメインに執筆中。歌とアニメとレモンサワーが好き。Twitter:@azumaMIC
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