近代最悪の被害をもたらした災害と言えば、誰もが1923(大正12)年に10万人以上の死者・行方不明者を出した関東大震災を思い浮かべるだろう。それは正しくない。1918~20年に流行した「スペイン風邪」ではその4倍以上、45万人もの死者が出た。なぜ歴史は埋もれたのか。歴史に学ぶべき「知恵」とは何か。歴史家・磯田道史さんにうかがった。見抜いたコロナ禍の展開
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