2021年 9月 20日 (月)

岡田光世「トランプのアメリカ」で暮らす人たち
1月6日を前に緊張高まる首都ワシントン

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「プラウド・ボーイズ」と「アンティファ」の衝突

   今回、大規模集会の主催者側は、宿泊場所がなければ寝袋を持参するように呼びかけている。

   「プラウド・ボーイズ」と「アンティファ」は、これまでも集会のたびに衝突を繰り返してきた。「プラウド・ボーイズ」は左派のメディアによって極右の暴力的な白人至上主義団体とされているが、右派は「アンティファ」を極左の暴力的組織とみなしている。

   ニューヨークやワシントンなど民主党寄りの街で私が自分の目で見た限りでは、おおむね平和的に行われているトランプ支持者の集会に、左派が乱入してくるケースが目立った。

   私がワシントン入りする5日午後のスケジュールを見ると、3時から「祈りのウォーク(PRAYER WALK)」が予定されている。

   翌日の大規模集会を前に、「安全と我々の国、米議会の結果のため」に祈るという。

   これまでトランプ大統領に好意的だった「ニューヨーク・ポスト」紙も、12月28日付の社説で「敗北を受け入れよ」「共和党議員に異議を申し立てるように呼びかけるのは、民主主義的ではない」と非難した。

   全米から多くのトランプ支持者が駆けつける大集会は、大統領選の投票日以降、何度か実施された。が、トランプ大統領が自ら支持者に呼びかけたのは、今回が初めてだ。

   わざわざその日のために全米から駆けつける支持者の多くは、「狂信的なトランプ信者」というより、ごく普通のアメリカ人だ。

   ダニーの言うように「ことがうまくいかなかった場合」、トランプ大統領は支持者らに何を求め、支持者らはどんな行動に出るのだろうか。

   やや緊張しながら、私はその日を現地で迎えようとしている。

(随時掲載)

++ 岡田光世プロフィール
おかだ・みつよ 作家・エッセイスト
東京都出身。青山学院大卒、ニューヨーク大学大学院修士号取得。日本の大手新聞社のアメリカ現地紙記者を経て、日本と米国を行き来しながら、米国市民の日常と哀歓を描いている。米中西部で暮らした経験もある。文春文庫のエッセイ「ニューヨークの魔法」シリーズは2007年の第1弾から累計40万部。2019年5月9日刊行のシリーズ第9弾「ニューヨークの魔法は終わらない」で、シリーズが完結。著書はほかに「アメリカの家族」「ニューヨーク日本人教育事情」(ともに岩波新書)などがある。

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