2024年 4月 19日 (金)

「みんな、ライブで生きているんですよ」 緊急事態宣言下でも公演開催、決断した業界トップの覚悟

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「出来ることを最大限にやるしかない」

   ――1月6日に要望書、1月14日に共同声明を出されたことを受け、ツイッター上では多くのアーティストや業界関係者が現状への危機感を口にしました。それだけ、業界の人たちが同じ思いを抱えていた、ということでしょうか。

中西:飲食業界の方は感染対策、時短要請を強いられる中で、様々な努力をして営業を続けている。音楽業界も、決められた枠組みの中で出来ることを最大限にやるしかない。それだけは認めて欲しい、というのが我々の本心です。

   ――今は業界にとって厳しい状況だと思いますが、今後の展望をお聞かせください。

中西:この一年で、我々の産業が感染症リスクにとても弱い産業だったということを学びました。それによって、業界内でも色々な進化が起こったと思います。リアルな会場で半分しかお客様を入れられないのなら、残りは配信に回そう、といったように、制約がある中でも「やり方の模索」はできた。そういったデータを蓄積して、今後の有事の際に何をしていくべきか、考える機会にもなりました。
ただ、先行きは「神のみぞ知る」状態だと思います。ワクチンが効き始めて、抗体ができて、普通のインフルエンザ並みになるのがいつになるのかわからない。「今年は夏フェスやりますか?」と聞かれることがありますが、僕には答えられない。それでも、コロナ禍が明けて、色々なことが元に戻ることを想定はしておかないといけない。
だから、僕らは常に「やる準備」で待っています。

(J-CASTニュース記者 佐藤庄之介)

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