テレビ東京系で放送中のショートアニメ「PUIPUIモルカー」が、台湾で社会現象とも呼べるほどのブームを巻き起こしている。現地の地上波テレビでは、週に32回も「モルカー」が放送されているのだ。現地タイトルは「天竺鼠車車」2021年2月2日より地上波放送局である台湾電視公司(通称「台視」)で放送が始まった「モルカー」。台詞ナシのアニメであるため、「天竺鼠車車」とタイトルが翻訳された以外は日本の放送と全く変わりない。放送にあたって、「台視」の公式フェイスブックアカウントは1日、下記の告知文を投稿している。「PUIPUIモルカー 毎週火曜日朝7時35分 台湾で初放送!萌えすぎて萌えすぎて大変なモルカーちゃんたちが『台視』に登場です!」色々あるご時世だけど、あちこちを萌え狂わせているまるまるキュートな仲間たちと一緒に『PUI~PUI~』萌えの波に乗っちゃおう!(筆者訳)ここで注目したいのは放送の回数だ。<天竺鼠車車の放送スケジュール>月曜:8時、13時、18時25分、22時、24時火曜:7時35分(初回放送)、13時、18時25分、22時、24時水曜:8時、13時、18時25分、22時、24時木曜:8時、13時、18時25分、22時、24時金曜:8時、13時、18時25分、22時、24時土曜:7時30分、13時、18時24分、24時日曜:7時30分、13時、23時45分なんと、一週間で合計32回の放送が行われるのである。台湾ユーザー「地上波に価値が生まれた」これからは公式YouTubeチャンネルを再生するまでもなく、お家でも職場でも、そして外出先の食堂やタクシーの中でも、台湾の人たちはモルカーに触れる機会があるといっても過言ではないだろう。この投稿に現地ユーザーからは、「みんなでブーブーしようず」「地上波に価値が生まれた瞬間である」「無限ブーブー」といった歓声が続出した(筆者訳)。つい先日、台湾警政署(警察本部)のフェイスブックアカウントにも取り上げられる程の話題となった本作だが、今回の地上波進出により更に多くのファンが増加するのではないだろうか。(フリーライター 室園亜子)
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