2021年 4月 23日 (金)

高橋洋一の霞ヶ関ウォッチ
悪質「組織ぐるみ」の総務省接待 なぜ全額自腹にしなかったか悔やむだろう

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   菅義偉首相の長男が勤務する衛星放送関連の企業が、総務省の幹部らを接待したことが問題になっている。

   総務省は2021年2月24日、関係者の処分を公表したが、それによれば、接待を受けて処分された官僚は11人で、延べ30回を超えていた。

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どうしても飲食したいなら、自腹で割り勘なら接待にならないのでいい

   率直にいえば、20年以上前には、どこの省庁でもよく見られた許認可官庁と対象業者間の関係だ。なお、1998年に発覚した大蔵省スキャンダルでは、大蔵省官僚4名が収賄の疑いで逮捕されたほか、内部調査の結果、112人が処分を受けた。

   この大蔵省スキャンダルを契機として、1999年に国家公務員倫理法が公布、2000年に施行された。

   ざっくり公務員の感覚をいえば、それ以前の接待は収賄の対象で、その相場はおおむね100万円。100万円を超えると、収賄で逮捕されるが、それ以下ならまあ許されるという感覚だった。実際、大蔵省スキャンダルでは公務員も何人か逮捕されているが、それらは100万円以上の接待を受けていた。もっとも、100万円という当時の相場は、官僚側が勝手に思っていた数字であり、何も根拠もない。実際には、社会通念で変わりうるので、今なら50万円とかもっと低いかもしれない。

   100万円未満はいいとなると、社会通念とずれるので、国家公務員倫理法が作られ、5000円以上の利益供与があれば届け出ること、特に飲食では1万円以上を届け出るとされた。ということは、100万円未満の接待でも、1万円以上は事実上禁止だ。どうしても飲食したいなら、自腹で割り勘なら接待にならないのでいいとなった。

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