2024年 4月 17日 (水)

ピアノのそばに「クレベリン」で「弦さびた」報告 大幸薬品に見解を聞いた

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   空間除菌などをうたう大幸薬品(本社・大阪市)の商品「クレべリン」をピアノのそばに置いたら、ピアノの弦がさびた――。コロナ禍の中で、ツイッター上でこんな情報が拡散している。

   クレべリン設置と「さび」には関係があるのか、大幸薬品に詳しく話を聞いた。

  • ピアノのそばに置くと弦に影響が(写真はイメージ)
    ピアノのそばに置くと弦に影響が(写真はイメージ)
  • ピアノのそばに置くと弦に影響が(写真はイメージ)

「実験」の様子を報告する人も

   ピアノの弦のさび付きについては、あるツイッターユーザーが2021年2月23日に投稿して注目を集めた。

   このユーザーは、コロナ禍で宣伝を強める「空間除菌」グッズは本当に効果があるのか、と疑問視するネットニュースの記事を紹介した後、ピアノ調律師がクレべリンに注意を呼びかける3年前のブログを取り上げ、もう1つの参考として挙げた。

   そのブログでは、グランドピアノを1年ぶりに調律すると、譜面台の下にある高音の一部の弦だけが異常にさびていたと、写真付きで報告した。客からクレべリンを譜面台の上に置いたと伝えられ、成分の二酸化塩素が隙間から弦まで下りてさび付かせたのではないかとして、クレべリンは、ピアノの部屋には置かず、特にピアノの近くはダメだと呼びかけている。

   クレべリンによる影響については、他の音楽関係者も、ピアノの部屋に置いても換気に気を付けるようにと、ブログなどで注意を呼びかけている。実際に、ピアノの弦などとクレべリンをビニール袋にまる1日入れ、この実験で弦などの鋼鉄部分がさびた様子を報告していた人もいた。

   大幸薬品サイトでは「よくあるご質問」の欄で、クレべリンの使用を控えた方がよい場所として、「製品の特性上、貴金属、精密機器の間近では使用しないでください。金属を腐食する可能性があります」と答えている。

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