「絶対に結んでレンチンしないで」「破裂します」...「アイラップ」公式アカウントが注意

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

   袋型の食品ラップ「アイラップ」の誤った使用方法が広がっているとして、販売する「岩谷マテリアル」のアイラップ公式ツイッターアカウントは2021年3月28日、調理する際に注意するよう投稿した。

   J-CASTニュースの取材に応じた公式アカウントの担当者によると、40年以上前にこの商品が企画された当時は「ポリ袋で調理することを前提にしていなかった」と話す。食品の温めに使う程度は想定していたものの、危険な場合もあり調理に用いる際には注意すべき点があるという。

  • ツイッター担当者が訴える注意点とは
    ツイッター担当者が訴える注意点とは
  • 担当者が電子レンジで調理を行う際の注意点として強調したのは、「耐熱皿を用意すること」と「密封しないこと」。
    担当者が電子レンジで調理を行う際の注意点として強調したのは、「耐熱皿を用意すること」と「密封しないこと」。
  • パッケージに複数箇所に注意書きを記載
    パッケージに複数箇所に注意書きを記載
  • パッケージに複数箇所に注意書きを記載
    パッケージに複数箇所に注意書きを記載
  • ツイッター担当者が訴える注意点とは
  • 担当者が電子レンジで調理を行う際の注意点として強調したのは、「耐熱皿を用意すること」と「密封しないこと」。
  • パッケージに複数箇所に注意書きを記載
  • パッケージに複数箇所に注意書きを記載

「電子レンジでご使用の際は、絶対に結ばず耐熱皿を敷いてください」

   公式アカウントの担当者によれば、袋を結んで電子レンジにかけているような写真が、複数のネットニュースに掲載されていたという。

「袋を結んでしまうと温めた時に湯気(水蒸気)の逃げ道がなくなり、限界まで膨らむと破裂してしまいます。
大変高温になっており火傷に繋がる可能性や事故に繋がる可能性があるため、パッケージに複数箇所に注意書きを記載しております。」

   担当者が電子レンジで調理を行う際の注意点として強調したのは、「耐熱皿を用意すること」と「密封しないこと」だ。

「電子レンジでご使用の際は、絶対に結ばず耐熱皿を敷いてください」

   また高温調理の際にも耐熱皿を用意するように呼び掛けている。

「アイラップは耐熱温度120℃のポリ袋です。湯せん時には鍋底に必ず耐熱皿を敷き、鍋肌につかないようにしてください。(お湯は100℃でも鍋の下は熱源で数百度あります。そこに付着すれば簡単に穴があいてしまいます。)」

実は企画当時に想定していなかった「ポリ袋調理」

   アイラップのツイッター担当者は、「ポリ袋を用いた料理が広まってきている」と話す。理由として、ポリ袋の中で調理が完結するので、洗い物が少なくなるなどのメリットがあるという。しかし実はこうした使用方法について、メーカー側は想定していなかった。

「アイラップは電子レンジに使用する事は可能です。しかし45年以上前(企画された当時)は、ポリ袋で調理することを前提にしておらず、あくまで食品の温めに使用する程度で想定しておりました。
最近はポリ袋を用いて調理することが定番になってきていて、メーカーとしては想定外の出来事です。おそらく長年お使いになっているユーザー様が一番アイラップを使いこなしていると思います(笑)」

   現在では、災害時の活用方法も広まっているという。

「また災害時に大変重宝すると専門家の方々からご意見をいただくこともあり、炊飯や簡単な調理などに関しては発信させていただいています。 (実際に農林水産省、赤十字、自衛隊、警察、防災士さんがアイラップを用いて発信していたりします)」

   ツイッター担当者は、利用するポリ袋が耐熱性の物か、電子レンジに対応しているものか、確認したうえで活用してほしいと話す。

「いわゆるポリ袋調理には『高密度ポリエチレン』のポリ袋を使用するように言われていますが、厳密にいうと間違いです。 耐熱性のない包装資材のポリ袋も材質は同じなので、誤って使用してしまう方が続出しています。
アイラップに限らず、湯せんや電子レンジ対応としっかりと明記してあるポリ袋をご使用ください」
姉妹サイト