2021年 10月 18日 (月)

日本の空から「大型旅客機」が消える? JAL「500人乗り機」退役が意味すること

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   日本航空(JAL)が2021年4月5日、大型旅客機のボーイング777型機のうち、国内線仕様機を20年度内に退役させたと発表した。同型機が使用しているエンジンが日米で不具合を起こして運航停止が続いていることから、退役が早まった。

   777のうち777-300型機は、JALでは唯一500人の乗客を乗せられる機体だ。運航停止の影響は、後継機を投入することなどでカバーしているが、座席数は777-300よりも100以上少ない。コロナ禍による需要減で大型機の出番が減る中、エンジントラブルがさらに小型化を後押しする形になっている。

  • 国内線仕様のボーイング777-300型機(2006年撮影)。日本航空(JAL)の機体としては唯一500人の乗客を乗せることができた
    国内線仕様のボーイング777-300型機(2006年撮影)。日本航空(JAL)の機体としては唯一500人の乗客を乗せることができた
  • 退役したボーイング777-200型機の中には、東京五輪・パラリンピックのための塗装機も。大会の開幕を待たずして引退退役することになった
    退役したボーイング777-200型機の中には、東京五輪・パラリンピックのための塗装機も。大会の開幕を待たずして引退退役することになった
  • ボーイング777-200型機は1996年に登場。2008年までは旧「鶴丸」デザインで活躍した
    ボーイング777-200型機は1996年に登場。2008年までは旧「鶴丸」デザインで活躍した
  • JALのボーイング777型機は「太陽のアーク」塗装で活躍した期間も長かった
    JALのボーイング777型機は「太陽のアーク」塗装で活躍した期間も長かった
  • 国内線仕様のボーイング777-300型機(2006年撮影)。日本航空(JAL)の機体としては唯一500人の乗客を乗せることができた
  • 退役したボーイング777-200型機の中には、東京五輪・パラリンピックのための塗装機も。大会の開幕を待たずして引退退役することになった
  • ボーイング777-200型機は1996年に登場。2008年までは旧「鶴丸」デザインで活躍した
  • JALのボーイング777型機は「太陽のアーク」塗装で活躍した期間も長かった

2月21日に運航停止を指示されたまま...

   退役が早まったのは、国内線仕様機として運航されてきた、米プラット・アンド・ホイットニー(PW)社製のエンジンを搭載した777型機。PW社製のエンジンを積んだ777をめぐっては、20年12月にJAL機が那覇空港を出発直後に不具合が発生して引き返す事案が発生。エンジンには破損が確認され、国交省は「重大インシデント」に認定し、JALと全日空(ANA)は点検の頻度を増やすなどして対応していた。

   21年2月には米ユナイテッド航空機が運航する機体が、米コロラド州のデンバー空港を離陸した直後にエンジンから出火する事故を起こし、デンバーに引き返した。これを受けて国交省は2月21日、PW社製エンジンを積んだ777型機の運航停止をJALとANAに指示していた。国際線仕様の777型機のエンジンは米GE社製で、運航停止の対象外だ。

   運航停止の対象はJALが13機、ANAが19機。JALの発表によると、この13機は20年度に6機、21年度に7機を退役する計画だったが、運航停止の影響で20年度中に全13機を退役させた。

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