2024年 4月 17日 (水)

橋本環奈「悪役」ハマり演技で新境地 「美少女」ゆえの「ハンデ」乗り越える転機に?

初めての方ご注目!プロミスなら最短1時間融資でお急ぎでも大丈夫!

   2021年5月30日に放送された「ネメシス」(日本テレビ系)に出演した俳優の橋本環奈さん(22)をめぐり、これまでの回とは一変した「悪役ぶり」が視聴者の間で話題だ。

   第8回となる30日の放送では、終盤でストーリーが急展開。これまで、主人公・美神アンナ(広瀬すずさん=22)の味方として振る舞ってきた四葉朋美(橋本さん)がアンナの飲み物に細工を施し、アンナを眠らせると研究所と思しき施設に連れ去るという展開が描かれたが、これに対し、視聴者から「やっぱり橋本環奈が黒幕だったかー!」といった驚きの声が上がったのだった。

  • 橋本環奈さん(2020年撮影)
    橋本環奈さん(2020年撮影)
  • 橋本環奈さん(2020年撮影)

「人煽る様な表情とか不敵な笑みとか大好き」

   同様の声は他にも上がっており、あるツイッターアカウントは「やっぱり橋本環奈ちゃん黒幕か」と、自らの予想が的中したとツイート。また、別のアカウントは「橋本環奈よりも奥にまだ黒幕いる的な」と、さらなる悪役の登場があるのではないかとツイートしている。今後、橋本さんが演じる朋美が、いわゆる「ラスボス」なのか否かが気になるところだが、第8回の展開から朋美は「黒幕の1人」であることは確定した形だ。

   なお、ツイッター上には他にも、「幼い頃からミステリー系小説を読んできたからなのか"黒幕"にいつも胸が高まる 人煽る様な表情とか不敵な笑みとか大好き」と、橋本さんの演技が見事だったと指摘する声も。確かに、第8回の終盤で橋本さんが見せた、朋美が正体を明かす際に見せた笑う姿はどこか狂気がかっており、それまでの朋美の可憐な印象を吹き飛ばすに十分な威力だったと言える。

   そのためか、ツイッター上には「橋本環奈ちゃんの演技力強すぎて朋美ちゃんが嫌いになっちゃった」と、橋本さん演じる朋美への印象が反転したとの声も上がっているほど。だが、その橋本さんが第8回で見せた「笑い」の演技は、今後の橋本さんを役者としてさらなる高みに導く可能性を秘めているはずなのだ。

指摘されていた「不安材料」

   デビュー以来、橋本さんの芸能活動は、まさに順風満帆そのもの。ただ、その橋本さんについて「死角」があると指摘する声が散見されてきたのもまた事実である。2017年10月、「週刊新潮」ウェブ版「デイリー新潮」は「橋本環奈、女優としての今後は... 『身長』『キャラ』に懸念」との見出しの記事で、今後の芸能活動に「不安材料がある」と指摘。芸能評論家の意見を引きつつ、美少女キャラであることが災いして役の幅が広くないとの論調で橋本さんの今後を憂える記事を掲載したのだ。

   また、2021年4月11日には「週刊文春」ウェブ版「文春オンライン」が、「"圧倒的存在感"の広瀬すずと"非現実的な美少女"橋本環奈」とのタイトルで、橋本さんと広瀬さんの比較記事を掲載。この中で橋本さんについて、「非現実的なまでの美少女ぶりが設定やストーリーとしばしば矛盾してしまう」と、時に、その「美少女ぶり」がハンデになると指摘したのだ。

   これら、橋本さんが「美少女すぎる」という点は本人のファンも懸念しているようで、「週刊文春」の記事に対しては、「確かにはしもとかんなは日常系には強すぎちゃうかも」といったツイートもなされるなど、橋本さんの将来について、役の幅が狭まっていくのではないかと心配する声が上がったほどなのだ。

「笑い」の演技を極めていけば「美少女すぎる」点はハンデにならない

   ただ、「ネメシス」の第8回を見る限り、その心配はなくなったと言って良いだろう。なぜなら、橋本さんは今後、その「笑い方」を武器に役者としてさらなる成長が可能といえるからだ。前述のシーンで橋本さんはその正体を明かす際の笑みで視聴者を魅了したわけだが、この「笑い」の演技を極めていけば「美少女すぎる」などという点は全くハンデにならないからだ。

   具体的には、今回のような「サイコな笑い」は今後さらなる修練が必要であろうことは当然として、本人がバラエティー番組で見せる「ガハハハ!」「フハハハ!」といった豪快な笑い方は、それこそ、演技なしの「地金」でも魅力的ではないだろうか。

   つまり、橋本さんはこれら「笑い方」を武器に今後、さまざまな悪役に挑戦することで、「美少女すぎる」という「ハンデ」を飛び越えられる可能性があるのだ。先例を挙げるなら、1998年公開の「踊る大走査線」にサイコキラー役で出演した小泉今日子さんが同作の演技で役者としての評価を一気に高めたように、橋本さんは「美少女キャラ」に甘んじることなく、さらなる飛躍が可能だということである。

(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)

姉妹サイト

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中