2024年 4月 25日 (木)

「描いてもらうからには対価が伴うべき」 今や月間取引3億円...Skeb創設者が語るクリエイター地位向上への挑戦

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「Skebによってクリエイターの地位は間違いなく向上しました」

    それでは喜田さんは、Skebを通してクリエイターに何を提供したのか。喜田さんはクリエイターの地位向上に努めたのだと話す。

「Skebによってクリエイターの地位は間違いなく向上しました。クリエイターさんたちから感謝の声も寄せられるし、私自身も肌でそう感じています。実際、ソーシャルゲームの制作会社などイラストを受注する会社が、Skebの金額を見てクリエイターさんを選んでいるというのも知っています。
想定していたことですが、Skebのルールを踏襲した後発のサービスも増えています。これによって、リテイクや打ち合わせなし、商業利用禁止という条件でのリクエストは3000円以上からというのが当たり前になった。結果、クリエイターの相場が上昇しました。
今後、依頼を受けるクリエイターは、この相場の上にリテイク数や打ち合わせに応じて加算した額を請求できます。つまり案件を受ける際の交渉の材料が増えたと考えられます。また条件の悪い案件を受けるくらいならSkebなどでリクエストを受けたほうがいいという、選択肢を増やしたことにもなります」

   またSkebを運営することで気づいたこともあるという。

「Skebを通して学んだことは、クリエイティブの現場において相場が下がる、デフレが起こる原因はクリエイターに自信がないことによるのだと気づきました。クリエイターさんから一番多い要望は、10円から依頼を受注させてほしいというものです。上手い方が10円で募集してしまった場合、ほかの方も値段を下げざるを得なくなります。なぜそんな安価で売ろうとするのか尋ねると、『自信がない』という答えが返ってきます。
私はSkebを通して、自分の技術でお金がもらえるのだという自信と成功体験を提供したいと思っています」
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