2021年 9月 28日 (火)

五輪開会式に「許しがたい」 賛否のコラム、掲載ゲームメディア釈明「批判があることは覚悟の上」

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   ゲーム専門メディア「Game Spark」が2021年7月27日、ゲーム音楽を取り入れた東京五輪開会式を否定的に論じ賛否を呼んでいたコラムについて、掲載の意図などを説明する文書を発表した。

  • 7月23日に行われた東京五輪の開会式(写真:AFP/アフロ)
    7月23日に行われた東京五輪の開会式(写真:AFP/アフロ)
  • 「Game Spark」が7月27日に掲載した「7月25日掲載のオリンピックに関するコラムにつきまして」の記事冒頭
    「Game Spark」が7月27日に掲載した「7月25日掲載のオリンピックに関するコラムにつきまして」の記事冒頭
  • 7月23日に行われた東京五輪の開会式(写真:AFP/アフロ)
  • 「Game Spark」が7月27日に掲載した「7月25日掲載のオリンピックに関するコラムにつきまして」の記事冒頭

「今もってして掲載という判断が間違っていたとは考えておりません」

   賛否の声があがっていたのは、25日付で公開されていたゲームライターの「ワニウエイブ」氏による「東京オリンピック開会式への怒りと絶望...ゲームへのリスペクトがない演出とそれをありがたがる人々が許しがたい【コラム】」というタイトルの記事だ。

   同記事では緊急事態宣言下での五輪開会式の開催について、「問題だらけの東京オリンピック。ゲーム文化に興味も関心もない人たちによって、ゲーム音楽が『使われた』と感じざるを得ない」などとしてゲーム音楽の使用の是非にも触れていた。

   「7月25日掲載のオリンピックに関するコラムにつきまして」と題された27日の文書では、編集部内外から意見が届いているとし、「改めて掲載・内容の意図について、編集長の宮崎からご説明いたします」として、宮崎紘輔・Game Spark編集長名で掲載意図や記事内容について説明した。

   宮崎氏は「該当記事の文責は筆者及び編集部にあり、一義的に編集長である私の責任です」として、コラムは宮崎氏みずからワニウエイブ氏に依頼し、原稿をチェックした上で、「批判があることは覚悟の上で」掲載したものだとした。

   問題のコラムは編集部の総意や関係者全体の意見ではないとし、「あくまで『オリンピック開会式でゲーム音楽が採用されたこと』に対する見方のひとつを提示したもの」だとしている。

   記事掲載の意図については、五輪開会式にゲーム音楽が使われたことで盛り上がった一方、「全員がその流れに乗れるような状況ではないこと、一瞬にして空気が変わることに対して違和感」を覚えたとして、「ゲームメディアであれば、忌避される表現であり、話題であるということは理解」した上で、否定的な視点の記事も必要だと判断したという。「今もってして掲載という判断が間違っていたとは考えておりません」とも強調した。

「噴飯もの」批判、内部からも

   さらに、記事内容については政権批判を多分に含む内容であったことから、「過度に政治的な内容だ」とする指摘が多かったという。しかし、「氏の主張を記事内で完結させる」ためには政治スタンスを明らかにする必要があったと説明した。

   「書き手の感情をなるべく削がない形で掲載することをよしとし、その結果論点が散漫になってしまったこと、攻撃的な部分を残したことに批判があることは承知の上です」として、ライター・ワニウエイブ氏の感情を極力そのままに掲載したと述べた。

   ワニウエイブ氏は開会式を見ていないにもかかわらず、記事タイトルは「実際に見た人間が書いてるのだと誤認させるものであり、本文を読んでみたら実際に開会式を見てないとは噴飯ものであるという批判は内部からもありました」として「その点は自分の落ち度だと考えています」と釈明した。

   一方で、「開会式の様子そのものよりも、東京五輪とその開会式を取り巻くその状況が記事の対象であることから、開会式を見ていないことは致命的な欠陥ではないと判断」し、このようなタイトルにしたという。

   Game Sparkのコンテンツであるゲームレビュー等の記事の制作姿勢にも疑念がもたれていることに対しては、「ゲームがいかなる既存の評価を受けていたとしても、編集部側で事前にゴール(結論)を設定・強制することはありません」とした。

   今後、政治的な記事の掲載を増やしていくのかという声に対しては「そのような方針はありません」と否定。しかし、「古くからあるゲーマー蔑視や表現規制の問題、近年大きく取り上げられるジェンダーや人種差別の問題、ゲームの選挙利用等々」ゲーム関連記事には政治的要素が含まれるとして、「今回の様々なご指摘やご意見を参考に、適切な距離感や温度感を保ちながらコンテンツ作りに励んでいきたい」と説明している。

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