「ママリンピック(パパリンピック)」と題したパロディーイラストが、ネット上で注目を集めている。活発に動きまわる子供を相手にした育児の大変さをスポーツ競技に例え、東京五輪の開会式で話題になったピクトグラムの形式で伝えている。「この大会は、毎回涙なしでは見られませんね...」話題となったイラストは、漫画家でイラストレーターのえぽさん(@aiuepo615)が2021年7月27日に投稿したもの。「ママリンピック(パパリンピック)2020競技種目一覧ピクトグラム」という投稿文とともに、育児中の1コマをピクトグラムで描いている。紹介された「競技」は、「おかいもの(2人制)」、「おかいもの(3人制)」、「ベイビーリフティング」、「おきがえ」、「おむつがえ」、「ごはん投げ」、「ごはんキャッチ」の7つだ。この投稿は、28日夕時点で2万3000件以上のリツイート、7万8000件超の「いいね」が集まるなど大きな話題となった。ツイッターでは、「センスの塊!!!!!旦那と共に笑いましたww」「ママ、パパ、頑張ろうっ!!」「この大会は、毎回涙なしでは見られませんね...」「これは全部参加したことある競技や!!」などの声が寄せられている。「保育園の『団体』競技もあったら楽しそう」28日にJ-CASTニュースの取材に応じたえぽさんは、今回の投稿に至ったきっかけを五輪開会式の演出・実写ピクトグラムのパフォーマンスの影響によるものだとして、「日頃育児はスポーツだと思ってるので、大変なことも競技風にしたら楽しめるかな、と思い作成しました」と答えた。また制作にあたっては、デザイナーの廣村正彰さんが手掛けた本家のピクトグラムに寄せるために時間をかけつつ、「子供ならではの柔らかさが表現できるようにこだわりました」という。そして、「競技にありそうな言葉遣いを『おかいもの』という日常に組み合わせた所が気に入っています」と話した。えぽさん自身は、その躍動感から「おきがえ」のピクトグラムが気に入っているという。えぽさんは、ネット上での反響に驚きを表しつつ「多くの反応をいただいて嬉しいです!」。そのうえで、「家族で挑む『男女混合』や保育園の『団体』競技もあったら楽しそうですね」とも話している。
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