2021年 11月 27日 (土)

高橋洋一の霞ヶ関ウォッチ
国会議員1日で文通費100万円支給の「根本問題」

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政府はキャッシュレスを目指しているのだから、隗より始めよ

   今回、維新は日割りに加えて文通費の領収書公開も提案しているが、自民と立民は領収書公開には消極的で、日割り支給の法改正だけで逃げようとしている。

   領収書というと、よく出てくる反論は事務が繁雑になるという点だ。民間会社では、経費クレジットカードを使い、領収書事務を省略しているところも多い。クレジットカードや電子マネーなど電子的な履歴が残るもので、政治関係の資金交付をすればいい。政府はキャッシュレスを目指しているのだから、隗より始めよだ。

   政治には相手先の事情もあるので、すべてで領収書公開は無理との意見もある。そういうものはポケットマネーでやったらどうか。国民の政治への不信は、政治資金の電子マネーなどによる透明化・使途公開でかなり解消されると思う。

   今のところ、文通費について、日割り化はほぼすべての政党で賛成しているが、維新だけが日割りに加えて領収書公開を行うべきとしている。20年来の国会の宿題を解決してほしい。国会は20年以上前の答申を実行出来ないとは、情けないを通り越してしまう。


++ 高橋洋一プロフィール
高橋洋一(たかはし よういち) 元内閣官房参与、元内閣参事官、現「政策工房」会長
1955年生まれ。80年に大蔵省に入省、2006年からは内閣参事官も務めた。07年、いわゆる「埋蔵金」を指摘し注目された。08年に退官。10年から嘉悦大学教授。20年から内閣官房参与(経済・財政政策担当)。21年に辞職。著書に「さらば財務省!」(講談社)、「国民はこうして騙される」(徳間書店)、「マスコミと官僚の『無知』と『悪意』」(産経新聞出版)など。


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