2018年平昌冬季五輪フィギュアスケート女子シングル金メダルのアリーナ・ザギトワさん(19)が2022年2月20日にインスタグラムのストーリーを更新し、ロシアメディアの記者のSNS投稿に怒りを滲ませた。「ザギトワがジャーナリストのジョークを批判」ロシア有力メディア「RBC」(WEB版)は、「ザギトワはジャーナリストが彼女に宛てたジョークを批判した」とのタイトルで記事を公開し、事の詳細を報じている。記事によると、ザギトワさんはロシアメディア「SportExpress」の記者がSNSに投稿した写真とコメントをインスタグラムで非難した。同記者は20日に行われた男子アイスホッケー決勝の会場に訪れたザギトワさんの写真をSNSに投稿。マスク姿のザギトワさんが試合場で涙を見せている写真を添付し、「アリーナ・ボロンコフは家族に高級車を贈ってもらえず動揺している」とのコメントを投稿した。ザギトワさんは、ROC(ロシア五輪委員会)のアイスホッケー代表選手ドミトリー・ボロンコフ選手(21)との交際が噂されている。そのため、記者はザギトワさんの名前を「アリーナ・ボロンコフ」と表現したようだ。ボロンコフ選手が出場したこの日の決勝戦では、ROCがフィンランドに1-2で敗れ金メダルを逃した。記者は、ザギトワさんが涙を流した理由について、試合結果を踏まえたジョークを交えて説明したつもりだったと思われるが、不用意な「勘ぐり」がザギトワさんの怒りを買ってしまった。SNS投稿の記者「冗談は不適切でした」ザギトワさんはインスタグラムのストーリーで「このような投稿はジャーナリズムではありません」と怒りを露わにした。また、ザギトワさんは過去にこの記者のインタビューを断ったことがあると告白し、「私は正しい判断をしたということが分かりました」と心境を吐露した。一方、ザギトワさんから非難された同記者はSNSで「アリーナ・ザギトワと車についての冗談は不適切でした。誰かを怒らせるつもりはありませんでした、ごめんなさい」と謝罪のコメントを投稿している。
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