SNSなりすましで私は仕事を失った 加害者は友人...和解勝ち取った被害者の記録
2022.04.03 17:00
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「生き方があの日から大きく変わった」
加害者は訴訟中、Aさんから動機を問われ「友人グループの中でAさんが特定の個人をえこひいきしているという感情を抱き、それが気に食わなかった」との旨の回答を書面でしたという。
身勝手な被害感情はエスカレートし、Aさんの転職を知ると「その職場にふさわしいのかと勝手な疑問を抱くようになり、軽い気持ちで書き込んでしまった」。
「大変なことをしてしまった」と後悔をつづり、失業につながる可能性については「勝手なことを申し上げれば決してそこまでは望んでいなかった」「ツイッター程度の書き込みであればバレることはないし、仕事を失うこともないだろうと高をくくっていました」と弁明する。
謝罪の言葉はあったものの、Aさんによれば、プロバイダーからの開示請求に「本人が言っていたことだから嘘をついていない」と拒否していた経緯がある。
Aさんは「あまりにもされたことがひどいので、私が悪いことをしていなければ帳尻が合わない(と自分を責めてしまう)」「周りの人を今までも大事にしてきたつもりだけど、できてなかったのかな」と涙で声を詰まらせる。「生き方があの日から大きく変わったのかなと思います」。