2024年 4月 25日 (木)

約8000話「サザエさん」アニメ全タイトル集めたファンの奮闘 「普遍的良さがある」...調べ上げた原動力

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タイトル登場回数1位のキャラクターは?

   複数の脚本家が参加している「サザエさん」は、タイトルの付け方にも脚本家ごとにクセがあり、見抜けるようになったという。とりわけ放送初期からの大ベテラン、雪室俊一さんと城山昇さんはそれぞれに個性がある。

「タイトルにイクラちゃんの名前があるとだいたい雪室さんです。アニメ化にあたってのイクラちゃんの名付け親なだけあります。また花沢さんが活躍する回も雪室さんが担当することが多いんです。タイトルの付け方が意表を突いていて『中島くんは美容院』のようにえっ?と思う意外な言葉の組み合わせを使うのも雪室さんの傾向ですね」

   城山さんの場合は「王道」だという。

「城山さんはずっと『サザエさん』のタイトルを考案してきたことがにじみでている感じです。例えば『姉さんてのひら返し!』のようにさらっと簡潔にキャラクターの名前を入れたり、人物名を一切いれないで『いい話だな』と思わせる回があるのも特徴です」

   キャラクターごとにタイトルの登場回数も集計している。お茶の間さんによると1位はカツオ、次にタラオ、3位にワカメと続く。以下ベスト10はマスオ、イクラ、波平、サザエ、タマ、ノリスケ、花沢さんの順になるそうだ。

   ただし波平を「父さん」としている回などは含まないため、別の基準で統計を取ればまた違う傾向が見えてくるかもしれないと話すお茶の間さん。「タイトルに名前が出てくるということはその話の主人公であることが多いですが、時には本当に主人公的な人物は別なこともあります。各話の本当の主人公が誰か、なども調べようとすると、やればやるほど深くなりますね」とも。

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