2024年 4月 26日 (金)

「やれる範囲のことを無理せずやってたんじゃ、ひとの心なんて動かせねえんだよ」――乙武洋匡氏「義足で117m歩行」を支えた大物歌手の言葉

「無理できる幸せってのがあんだよ」

   当初ゴールとしていた100メートルを歩き切っても、なお歩みを続けた乙武氏。歌手で俳優の泉谷しげるさんとの酒席で聞いた言葉に奮い立たされたという。

「無理しないでくださいね、とか言われるけどよ。無理できる幸せってのがあんだよ。無理が効かねえやつだっていんだから、できるうちにしとかねえと。それによ、やれる範囲のことを無理せずやってたんじゃ、ひとの心なんて動かせねえんだよ」

   乙武氏は今回のnote記事で、泉谷さんの言葉「やれる範囲のことを無理せずやってたんじゃ、ひとの心なんて動かせねえんだよ」を3度繰り返し、そのうえで、次のように伝えた。

「気づいたら、117mを歩いていた」

   乙武氏は、チャレンジの意義について「整理するにはもう少し時間が必要かもしれない」としつつ、4年間のチャレンジを支えてくれたチームのメンバーにも感謝を述べた。

「このチームだったからこそ、ここまで来ることがこれた。このメンバーで4年間を歩んでこれたことは、私の人生における最高の宝物となった」

   乙武氏は17日のインスタグラムでも、義足を装着しトレーナーとともに歩みを進める姿や、電動車椅子に乗り国立競技場の前で笑顔を浮かべた写真などを収めた10枚の写真を添え、チャレンジの成功を報告している。

「【117m達成】国立競技場での100mチャレンジ。当初の目標を大きく超えて、117mを歩くことができました。支えてくれたすべてのみなさんに感謝しています」
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