2024年 5月 5日 (日)

レンタカーが煽り運転?証拠動画がSNSで拡散 タイムズ「案件に応じて必要な対応をしている」

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   大手レンタカーサービス「タイムズ」の乗用車に高速道路で「あおり運転」されたとして、ツイッターに動画が投稿された。

   トラブルの原因ははっきりしないが、減速して窓から大声を出す姿が映っている。タイムズのサービスを展開する「パーク24」では、「個別案件の回答は控えますが、必要な対応をしています」といった内容を取材に答えた。

  • 前に割り込まれ、あおられたという(写真はイメージ)
    前に割り込まれ、あおられたという(写真はイメージ)
  • 手を出して停車を促すかのような合図をした(投稿された動画から)
    手を出して停車を促すかのような合図をした(投稿された動画から)
  • 前に割り込まれ、あおられたという(写真はイメージ)
  • 手を出して停車を促すかのような合図をした(投稿された動画から)

窓から顔を出し、右手で停車を促すかのようにして怒鳴り散らす

   高速で前を走るシルバーの乗用車が減速し、男性ドライバーが窓から顔を出す。

   男性は、ブレーキを一瞬踏むと、右手を窓から出して、何かの合図をしている。大声で怒鳴り散らしており、路肩に停車するよう促しているようにも見える。

   さらに、車を減速させながら、同様な行為を繰り返している。その結果、トラックを運転している被害者は、後方からクラクションを鳴らされてしまう。その場面で、40秒ほどの動画が終わっている。

   この動画は、2022年12月9日にツイッターに投稿された。

   投稿者は、レンタカーによるあおり運転があったとし、場所は、東海地方の高速道路だとした。

   続いて、ツイッターで状況を説明している。それによると、被害者は、前のトラックを追い越そうとして、追い越し車線に変更すると、後方から加害者の車があおって来た。

   被害者が走行車線に戻っても、加害者の車はクラクションを鳴らし続ける。その後、加害者の車が前に割り込み、動画のような行為を10分ぐらい繰り返したという。

   投稿者は15日までに、J-CASTニュースの取材に答え、自らがトラックを運転していて、9日午前10時50分ごろに三重県内の新名神高速道路の上り線であおり運転の被害に遭ったとした。ドライブレコーダーも備え付けてあったが、執拗にあおるため、運転席からスマホで撮影したという。

「不規則な運転」が認められた場合は、会員資格停止・取消の可能性

   トラックを運転した投稿者は、加害者の車がミラーで見てかなり後方にいたと感じ、前のトラックを追い越すため車線変更し、しばらくしてクラクションを鳴らされ、あおり行為が始まったと説明した。

   追い越しには、必要以上に時間をかけておらず、追い越し車線にい続けたり、加害者の車をブロックしたりはしていないという。

「距離感の相違があって、私としてはミラー越しで車種もわからないくらい離れてましたし、バックカメラもかなり後方から映るようにしていますので車間は余裕があったかと思います。実際追越車線に出てからカメラに映り込むまでに数秒ありましたが、相手からしたら邪魔されたのだと感じたのかもしれません」

   加害者の車は、トラックに荷物を積んでいたら崩れていたと考えられるブレーキのかけ方だったという。投稿者は、「そこまで怒るような事はしてないと思うので理解はできません」「止まって欲しいのか行って欲しいのかもわからない状態でした」とも明かした。

   現場で、110番通報をしたものの、仕事中だったため、警察には、電話で状況説明して加害者を指導してほしいと要請することしかできなかったという。レンタカーを貸し出したタイムズ側にも、すぐに連絡をして、担当者から対応をすると伝えられたとした。

   三重県警の高速隊は12月15日、9日午前11時ごろに「あおられている」と今回の件だとみられる110番通報があったと取材に認めた。通報者は、警察との接触を希望しておらず、そのまま車を走らせると話していたという。とはいえ、通報を受けて、隊員が現場に駆け付け、通報車と対象車を探した。しかし、いずれも発見できなかったため、詳細は分からないとしている。

   レンタカーの運営に関わるパーク24の広報担当者は13日、取材に対し、次のようにメールで答えた。

「社内にて確認させて頂きましたが、個別案件については回答を控えさせていただきます。尚、約款には、『不規則な運転』が認められた場合は会員資格停止・取消とさせていただく可能性がある旨を記載しており、個々の案件に応じて必要な対応をしております。会員の皆様には、交通法規を順守いただき、安全運転に努めていただくよう啓蒙を行ってまいります」

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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