サッカーワールドカップ(W杯)カタール大会の表彰式で物議を醸したアルゼンチン代表GKエミリアーノ・マルティネス(30)が、フランス代表FWキリアン・エムバペ(24)を嘲笑したと複数の海外メディアが2022年12月20日に報じた。アルゼンチンは12月18日にルサイルスタジアムで行われたW杯決勝戦でフランスをPK戦の末に破り36年ぶり3度目の優勝を飾った。大会終了後に帰国した代表は20日に母国で優勝パレードを行い、地元ファンに優勝を報告した。マルティネス「エムバペはサッカーを十分に知らない」パレードに参加した選手らは車上でファンと優勝の喜びを分かち合った。複数の海外メディアによると、マルティネスはエムバペの顔写真を切り抜いて張り付けた人形を持参して車上で歓喜を爆発させたという。サッカー専門メディア「FootballESPANA」(WEB版)は、「マルティネスはパレードでエムバペを嘲笑し続けた」とのタイトルで記事を公開し、マルティネスはエムバペをからかうのを楽しんでいると言っても過言ではないと伝えた。同メディアは過去のマルティネスとエムバペの「因縁」に言及し、マルティネスが取った行動を解説した。記事によると、エムバペはW杯カタール大会直前に「南米のサッカーはヨーロッパほど進んでいない。だからこそワールドカップで勝つのは常にヨーロッパだ」と発言。これに対してマルティネスは「彼はサッカーを十分に知らない。彼は南米でプレーしたことがない」などと反発したという。マルティネスの行動は大会終了後の表彰式でも注目された。大会最優秀GKに与えられるゴールデングローブ賞を受賞したマルティネスは表彰式で受け取った金色のグローブ型のトロフィーを股間に当て喜びを表現。この行為は海外メディアから「不適切」「わいせつ」「下品」などと酷評され物議を醸した。一方のエムバペは決勝戦でハットトリックを達成し、得点ランキングでは7得点のアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(35)を抑えて8得点で大会得点王に輝いた。
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