東京五輪以降どん底に...韓国球界の苦しい現状 視聴率・観客・売上減で「リーグ全体赤信号」地元報道

   ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が2023年3月に開幕する。1次ラウンドで日本と同組の韓国は1月4日に最終登録メンバーの30人を発表し、李強喆(イ・ガンチョル)監督が(56)が大会にかける意気込みを表明した。

  • 2019世界野球プレミア12韓国代表(写真:アフロ)
    2019世界野球プレミア12韓国代表(写真:アフロ)
  • 2019世界野球プレミア12韓国代表(写真:アフロ)

「興行指標は足踏みはおろか下降曲線」

   韓国スポーツメディア「スポーツソウル」(WEB版)は1月17日にWBCの特集記事を組み、自国球界が置かれた現状を分析し同大会の意義に言及した。

   韓国は1次ラウンドで日本、オーストラリア、中国、チェコ共和国と同組のプールBに属している。プールBの試合は東京ドームで行われ、韓国は3月9日の初戦でオーストラリア、10日の第2戦で日本と対戦。第3戦は12日にチェコ共和国と行い、13日に中国と第4戦を行う。

   代表を率いる李監督はベスト4を目標に掲げ、1次ラウンド突破に全力を注ぐ構えを見せている。地元メディアによると、李監督は日本戦よりも初戦のオーストラリア戦を重視しており、ベストメンバーで臨む見通しだという。

   韓国はここ最近の国際試合で低迷している。WBCでは13年、17年と2大会連続で1次ラウンド敗退。21年に開催された東京五輪では準決勝で日本に敗れ3位決定戦にまわるもドミニカ共和国に屈しメダルを逃した。

   「スポーツソウル」は、近年の韓国リーグの興行は代表チームの国際大会の成績と同じ流れを見せているとし、国内リーグの興行指標は「足踏み」はおろか下降曲線を描いていると指摘した。

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