2024年 5月 8日 (水)

DeNA25年ぶり優勝に必要なものとは 元巨人コーチが分析、戦力充実もヤクルトとの「相違」

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「凡打でいかに点を取るか」

   打撃陣に関しては「タレント揃い」と評する一方で「得点力」を課題に挙げた。昨季はチーム打率リーグ2位ながら得点はリーグ4位だった。チーム打率ワーストの巨人の得点を下回った。

「個々の打つ能力は高いが、状況に応じたバッティングが足りていない感じがする。打線の良さが得点力に直結していない。無駄打ちが多いというのが印象にある。三浦監督が今年のキャンプで全体練習を減らし、選手に考える時間を設けるという事を打ち出しているのはおそらくそういったところも入っていると思います。常にヒットを打つということよりも場面に応じて考えてもらいたいと。監督はそういうことを投げかけているのだと思います」

   そして得点力アップにつながる「効果的」凡打に言及した。

「凡打でいかに点を取るか。野球はだいたい7割が凡打。それをただの凡打で終わらせてしまうのか、それとも効果的な凡打にできるか。1本のヒットを打つこと以上に大事になってくる。現役の選手は7割の凡打にあまり目がいかない。7割の凡打をチームにとっていかに役立たせるか。1本のヒットよりも効果的な凡打もある。その発想が根付き、そういうことを考えられる選手が増えてくればさらに飛躍できると思います」

   昨季は勝率5割をキープしリーグ2位となった。橋上氏はリーグ優勝したヤクルトとの対戦結果がそのまま数字に反映されていると指摘した。昨季の対戦成績は9勝16敗と大きく負け越し、最終的に8ゲーム差をつけられた。

   橋上氏は「ヤクルトとの対戦成績が五分ならば8ゲーム差もついていない。そこをどうとらえるか」とし、「昨シーズンのヤクルトは効果的な凡打が見られた。対するDeNAは出来ていなかった。対照的でした。この違いが最終的にこれだけの数字に表れている。敗因をしっかり検証して対策できれば今シーズンは逆の成績になり得る」との見解を示した。

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